豆腐屋直次郎の裏の顔

プロデュース:福永喜夫、北端泰啓、山口豪
脚本:柏原寛司(1)(5)(6)(9)(10)、峯尾基三(2)(4)、中岡京平(3)
山川昌子(7)、若月ユウ陽(8)、村橋明郎(9)
監督:小原宏裕(1)(2)(4)(5)(8)(9)(10)、村橋明郎(3)、杉村六郎
(6)(7)
選曲:山川繁
技斗:二家本辰巳

テーマソング:「GAMBLER」萩原健一
連続シリーズED:「Angel」萩原健一

http://www.bs11.jp/drama/1580/





第10話 サヨナラ直ちゃん、愛してる
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上原医院友美先生に、悪い事をしている富山財団の会長の
持つ金庫
から金を奪おうと言われた結果、仕方なく決行するこ
とになり、その結果、逃げる際に友美は撃たれて亡くなって
しまう。ナオたちはオヤジが用意したボートで何とか逃げる
事が出来るのだった。死ぬ間際に友美はナオにつまらない仕事
をさせてゴメンと謝罪し、彼の手の中で亡くなったのだった。
ツネもこのままでは収まらないとし、しっかり落とし前を付け
ようと語る。

そんな中、街の再開発の為にロクが引っ越しする事になる。
代替地として用意された
千葉でもんじゃ店を行うと言う。
みんなが集まりロクに別れを告げ、今度みんなで食べに行くと
告げる。ロクは大して引っ越ししても保証されなかったという。
そろそろウチも考えなければならないのかと真知子は呟く。
真知子はナオに開発業者
Q&S不動産がまた書類を持って来ていた
という。
ネオポートシティと呼ばれる商業施設の建設。
そんな中、ナオの元にツネから電話が鳴り、オヤジの店に
来て欲しいと告げる。

ツネは富山の記事が書かれてた雑誌を持ってくる。
彼が上原病院を欲しがっていたであろうことが書かれている
が、政治家や斑組との関係は一切言及されていないという。
それだけ富山には権力が有るということだろうという。
ナオはオヤジに、何とか富山について調べられないか?とするが
ちょっと難しいという。しかも最近
オヤジは、エイズ撲滅運動
に参加
していて忙しいとのこと。
更にツネは絶対にまた金を取り返そうとし、この国は人種差別
が残っていると語り始める。何のことかと思えば、マリリン
はアメリカ人という事になっているが、実はアイルランド系の
人物で、ストリッパーの世界でもアメリカ以外の国の人だと
賃金が途端に安くなってしまう現実が有るのだという。
6億円手に入れば、自分は
差別撤廃を訴える基金に寄付したい
という。富山から金を奪うには何処にあるのか調べる必要が
合った。

翌日からツネは
富山財団リハビリ総合病院に通い、理事室に
金が有るかどうかを調べる。警備員が常駐していることや、
監視カメラが新たに設置された所を見るとツネは理事長室に
金が有るのに間違いないという。しかしナオは現在富山は警察
にマークされている身で有り、身近なところに置くはずはない
という。可能性としてはQ&S不動産に置く方が高いのではないか
と告げる。

そんな中、スギがナオを呼びに来る。真知子が呼んでいる
との事で急いで店に戻ると、二人の不動産屋、大獄俊彦
田中秀人の姿が有った。真知子によるとこの土地から出て行け
と脅迫されたという。しかし二人はそんな事は行っていない
とし、等価交換の条件を話していただけだという。この店の
様な借地の場合には、ネオポートシティでの営業権が優先的に
与えられるのだという。しかし新しい建てやでは家賃が高い
のでウチのような100円200円の商売ではそれも難しい事を告げる
と、それならば出て行くしかないと言われる。

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■友美の弔い合戦

富山の部下によって殺害されてしまった友美。
例え盗みを計画した彼女だけど、その金で医療に役立てようと
していた事が判明。
悪い事をして稼いでいるものがのうのうとして生きている現実
にナオもツネも憤る姿が有った。

■富山の金は何処にあるのか?

ほぼ二択で、富山の経営する総合病院の理事室か、Q&S不動産の
大金庫の中にあるというもの。繋がりのある斑組に金を預ける
となると、また面倒なことになりそうなので、それは無いだろ
うと推察。
ツネが調べていくことになるが、盗聴器の存在を相手に知られ
逆手に取られて罠にハマってしまう。

■ついにナオの正体がバレる

正体がバレてしまったのは、隣の花屋で働く麻里だった。
罠にはまって命からがら逃げるところを麻里によって助けられ
る事になる。覆面をしていなければ強盗だと分からなかった
と思うけどね。
麻里からは例え妻子が居ても、強盗でもナオが好きだと言われ
た。思わず麻里は引っ越ししてしまうのかと思った。

■相手もバカじゃない

友美先生と共謀していた二人の人物は誰なのか。
秘書の岡安やQ&S不動産の職員たちも、血眼になって共犯者を
探す。特にボートで逃げたので見つかるのも時間の問題だった
のかもしれない。

■ナイフで付いた怪我でバレてしまう。

相手の罠にハマった際にナイフで左手を傷つけてしまったナオ。
不動産屋が豆腐屋に説明に訪れた際に、ナオが共犯者であること
がばれてしまった。そしてオヤジの存在もバレてしまい、
拉致され拷問されることになる。

■岡安アゲイン

銃弾を受けて前回亡くなったかと思ったけど、彼は生きていた。
再びナオとの対決になるけど、まるで「セーラー服と機関銃」
の薬師丸ひろ子ばりに事務所で銃を乱射して、富山を殺害した
挙げ句、ナオの銃弾に倒れて亡くなった。

■富山の金

ナオたちが優位だったとはいえ、大獄たちがあっさりと金を
渡して逃がす辺りがイマイチ違和感が有ったな。

結局オヤジはHIVの団体に寄付、ツネは外国人差別を是正する
組織に寄付、ナオは孤児院に寄付した様だ。

■静かに立ち去るナオ

悲しいけど誰にも告げずに立ち退いてしまった。
ただナオの場合、大獄たちに素性がばれているのでその内
仕返しされるんじゃないのか?

花井直次郎 …… 萩原健一 (豆腐屋、ナオ)
花井真知子 …… 渡辺えり子 (直次郎の妻)
花井一也 …… 小川和樹 (直次郎と真知子の子供)
屋台のオヤジ …… 梅津栄 (ラーメン屋、オネエ系?)
常山和之 …… 佐藤B作 (ロック座で働く、直次郎の相棒、ツネ)
本郷平八郎 …… 上條恒彦 (深川南署刑事)
草野麻里 …… 生稲晃子 (豆腐屋の隣の花屋で働く)
マサ …… 粟津號 (下町の自営業者仲間)
ニシ …… 丸岡奨詞 (下町の自営業者仲間)
ロク …… 野口貴史 (下町の自営業者仲間)
スギ …… 坂本あきら (下町の自営業者仲間)

上原友美 …… 一色彩子 (医者)
岡安徹 …… 安岡力也 (富山の秘書)
富山卓蔵 …… 田中明男 (富山財団会長)
大獄俊彦 …… 吉澤健 (Q&S不動産・営業部長、斑組フロント企業)

天田益男、松岡稜士、峰三太、大滝明利、森麻衣子、
大山剛、小川和樹

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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