バースデイ こちら椿産婦人科
(1999年10月期・テレビ東京・水曜20時枠)

脚本:松原敏春(1)(2)(3)(5-10)、田中ひろみ(4)、松本稔(8)
演出:中山史郎(1)(2)(7)(9)(10)、西本淳一(3)(4)(6)(8)、大垣一
穂(5)
プロデューサー:橋本かおり、照喜名隆、越智貞夫
音楽:寺嶋民哉
「STAY GOLD」緒川ヒロタカ

http://www.bs11.jp/drama/1580/





第7話 信州・温泉宿で緊急手術!
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長野県の志賀高原、熊ノ湯ほたる温泉に椿一家は旅行に来る。
家族で旅行するのは初めてだという。
しかしここに来た目的は、島田から恩師である大幡博英が現在
長野の病院で肝臓癌で入院しており、
東洋医大で学ぶ娘の可奈
が現在父親の診療所に来て働いているという。そんな博英から
頼みたいことが有ると言われたのだった。島田は万作に行って
来て欲しいと頼む。

博英に逢うと、症状的にはあと半年持つかどうかの状態だと聞
かされる。問題は娘の可奈が大学病院を辞めて、長野の病院を
継ぐと言っている事だという。娘には自分の目指す医師になって
欲しいとし、娘としての責任を感じず生きて欲しいとの事。
医大の教授選に嫌気を指してこの土地に来た後、診療所を開いた
という。それ以来ずっと親子二人で過ごしてきたので娘は
自然と診療所で過ごすようになり、医者を目指すようになった
が、決して娘には貧乏くじは引かせたくないとして、私にとって
ここでの医療はふさわしかったが、可奈には前途があるという。
私がいくら言っても無理なので、兄のように慕っていた万作が
大学病院に戻るよう説得して欲しいとの事だった。

彩、万作、豊作はバスに乗って宿泊するホテルに向かっている
と、横を通り過ぎるバイクに可奈が乗っている事を知って声を
かける。

可奈に連れられて
大幡診療所へと足を運ぶ。
そこは街の人たちの協力で三年前に建て替えられた所だった。
万作は彩と豊作を可奈に紹介する。
現在
ホテル一望閣に泊まっている事を告げると、可奈は昔
島田と万作と三人で露天風呂に入った思い出を語り始める。
そんな可奈の発言に彩は嫉妬する。可奈は兄ちゃんが嫁にもら
ってくれると思っていたのに裏切られたと告げ、しゃくだから
結婚式に行かなかったと告げる。しかし万作は結婚式の際に
手術が入ったために式は途中でお流れになった事を語る。

一方
椿産婦人科では院長が居ない事で緊張感のない雰囲気が
存在していた。そんな中、平藤がやってくると、香織に対して
結婚して欲しいと告げる。最初はいつもの嘘かと思いきや、
平藤は
正式なプロポーズだとし三日以内に返事が欲しい事を
告げる。

ホテルで万作は可奈と話合いをする。
可奈の父から言われた事を説明すると、可奈はもう大学には戻
らないという。父は私の事を買いかぶっているのだとし、
父の犠牲になっていることなどないとし、自分で決めた事だと
いう。大学病院で働いていると、下っ端の勤務医なんて医者
扱いされず、女性は特に患者からも信用されていないとして、
これを機会にここに過ごすのも良いかと考えている事を聞かさ
れるのだった。

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万作は恩師の男性からの相談を聞くために、ついでに家族を
連れて長野へと旅行に行く。
そこには昔プロポーズした事のある恩師の娘・可奈が父親の後
を引き継いで、街の診療所で働こうとしている姿が有り、
恩師からは娘が診療所を辞めて再び大学病院に戻るよう説得
して欲しいというものだった。

産婦人科としての仕事が、医療の世界に於いては難しい部類に
入るのかどうかはよく分からないけれど、医者ならば一通り
内科から外科まで経験していると思うので、どの分野でも
一通り担当出来るのかな。

ただ今回出てきた可奈さんは兄ちゃんに負けたくないとしなが
らも、外科の万作先生に対して彼女の役割は内科の先生なので
比較するのは難しい物が有るよな。

彩が可奈に嫉妬するのは可愛らしいエピソード。
まさか万作先生がプロポーズしていたとする過去が有るとは
思わなかったし、香織さんまでもが長野に乗り込んでくる
とは思わなかった。

女性という事を理由に不平等な扱いを受けていると感じている
可奈に対して同性である彩が一喝するところなど面白く描かれて
いたし、父親の気持ちと娘の気持ちが互いにすれ違う中で、
少しずつすりあわせていくところは面白く出来ていた所。

平藤は香織にプロポーズした。
なんとなくそれを受けるような感じの流れだけどね。
果たしてどうなることなのか。

椿彩 …… 田中美里 (26歳、椿産婦人科)
椿万作 …… 伊原剛志 (36歳、椿産婦人科・院長)
椿豊作 …… 池田仁 (5歳、息子、しらゆき幼稚園)
平藤光一郎 …… 肥後克広 (36歳、新聞記者)
島田明 …… 林家こぶ平 (35歳、外科医)
花田知子 …… 松原智恵子  (52歳、彩の母、彩は養子)
青葉セツ …… 佐々木すみ江 (64歳、助産師)
菊地静枝 …… 大島蓉子 (看護師長)
坂崎梢 …… 舟木幸 (看護師)
吉田香織 …… 小林恵 (25歳、万作先生が好き)
桑山政江 …… 山本みどり (不妊治療中)
土屋礼子 …… 吉村涼 (看護師)
立花さゆり …… 中野若葉 (看護師)
藤田マサ …… 二木てるみ (真由子の母)
小山田弓子 …… 宮地雅子 (八百屋、1話で出産、不妊治療)
小山田耕作 …… 遠山俊也 (八百屋)

大幡可奈 …… いしのようこ (内科医)
きぬ …… 弓恵子 (老女将)
大幡博英 …… 宗近晴見 (個人病院経営)
岩谷明弘 …… まいど豊 (第二内科医、可奈の恋人)
小山麻利子 …… 高橋光代 (看護師)
ミツオ …… 水森コウ太

佐藤裕一、椎名茂、恩田惠美子、佳島由季
しのへけい子、金井悦子

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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