王様のレストラン
(1995年4月期・フジテレビ水曜21時枠)

企画 石原隆、斉藤秋水
プロデューサー 関口静夫
脚本 三谷幸喜
演出 鈴木雅之 、河野圭太
演出補 東海林秀文、小池哲夫、小山田雅和
プロデューサー補 柴田圭子
音楽 服部隆之


第5話 奇跡の夜

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フレンチレストランは奇跡に溢れている。

レストランの仕事が終わった後、千石はしずかに対して新しい
メニューを考えようとしてしずかに残るよう要請するが、肝心
の千石の姿が店になかった。しずかは千石を捜して回る。

政子は仕事が終わると髪の毛を下ろして禄郎に話したいことが
あるという。

他のスタッフたちは仕事が終わるとみんなでいつも立ち寄る
居酒屋"大自然"に行こうと相談する。
しかし畠山はしずかが居残る事を知って自分も残ると言い出す。
彼はいずかに好意を寄せていたのである。

そんな中食材を買って戻ってきた千石。しずかは新しいメニュー
を作ることにあまり意味を感じないという。しかし一流の店
には必ず名物料理が有るものだとして、それをこれから考えよう
と訴える。

禄郎は政子が店を辞めようとしている事を知り、辞めない様説得
することになる。経験は関係ない、自分もつい最近までサラリ
ーマンだったとして一緒に頑張ろうと声を掛ける。

そんな中居酒屋"大自然"に行ったはずのスタッフたちは店に
戻ってくる。今日は定休日だったので店の控え室でみんなで
飲むという。

帰宅しようとしていた原田に禄郎は相談する。政子がレストラン
を辞めたがっていることを告げると、相手にすることは無いと
一蹴する原田。政子の気が変わらない事を聞くと、原田は政子と
二人っきりで話したいという。禄郎は自分もついていくと言って
聞かないが、これは二人の問題だからと説かれて二人で出て行っ
てしまう。禄郎は意味が分からず困惑するが、しずかから二人は
付き合っていると言われ初めて自分がピエロだった事に気がつく。
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トレビアーン千石

しずかが千石に命名した名前。まぁ勝手に彼女がそう呼んでいる
だけだけどね。
今回は千石の舌を唸らせるだけの料理をしずかが開発していく
事になる。

メガネトド・畠山

稲毛が畠山の事をそう呼ぶ。
確かにテーブルの上で横たわる彼の姿や、眠くなると身体中を
書き始める彼の姿はそう感じるかも知れない。

珍しく泥酔する政子

店のワイン倉庫に行き、61年物オーブリオン、61年物シャトー
ラトゥール、76年物ロマネコンティを一人で飲んでしまった。
大庭が残りのワインを口惜しそうに舐めているのが印象的。
そういえば冒頭で梶原が客の残したワインを飲むのは至福の時
だという映像が有ったね。

稲毛、畠山はしずかが好き。

稲毛は過去に彼女にプロポーズしたことが有るという。
今回は二度目のアプローチかと思っていたけど、しずかが
当初は嫌がっていた料理開発に精を出し始めたので語られる
事はなかった。

偶然が重なり店を代表する料理が完成する。

オマール海老のびっくりムース。

オーブンの余熱で中のソースが暖まるというもの。
ジャムパンがヒントになって出来た料理だ。
その後のデュヴィヴィエなんかのアシストも有った。



千石 武(松本幸四郎) ギャルソン
原田 禄郎(筒井道隆) パトロン
磯野 しずか(山口智子) シェフ・ド・キュイジーヌ
三条 政子(鈴木京香) バルマン
水原 範朝(西村雅彦) ディレクトール (支配人)
梶原 民生(小野武彦) メートル・ド・テル(給仕長)
稲毛 成志(梶原善) シェフ・パティシエ
大庭 金四郎(白井晃) ソムリエ
和田 一(伊藤俊人) コミ(食堂係サブ)
畠山 秀忠(田口浩正) スー・シェフ(副料理長)
佐々木 教綱(杉本隆吾) プロンジュール(皿洗い)
ジュラール・デュヴィヴィエ(ジャッケー・ローロン) ガルド・マ
ンジェ
前オーナーシェフ(中村嘉葎雄)

ナレーション …… 森本レオ


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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