HERO 脚本/福田靖 出演/木村拓哉、松たか子、大塚寧々、阿部寛、八嶋智人 勝村政信、小日向文世、角野卓造、児玉清、田中要次、正名僕蔵 おかやまはじめ、矢沢亮介(声)、阪井あかね(声) |
第6話 彼女の一番大切なモノ
駐車場で車の止め方を巡り口論となった保田善之は、巡査を
ナイフで刺し死傷させる。翌日被害者が亡くなったのを知ると
警察署に自首してきたのである。
護身用に携帯していたというナイフ。保田は柔道の有段者
であり、格闘家がナイフを携帯するとは信憑性が無いとして
久利生公平は疑いの目を向ける。
久利生公平の担当事務官として最も彼に近い女性である
雨宮舞子。随分と彼に感化され、言動が似てきた感じがする。
雨宮が拘る封筒の中身は何なのか。
最後まで視線をこの中身に集中させ、ドラマの求心力を上手く
保っていたと思う。
そんな雨宮のエピソードと身代わりで自首してきたという保田
善之の事件を意外なところで接点を持たせて問題を解決に導いた
ところは良くできていた。
悪徳サラ金業の男・太田川晋平のアリバイを崩すにはどうすれば
良いのか。九州に居たことを否定するには、東京に居たことを
証明させる必要がある為、重要なアイテムとして店で配られる
マッチが使われたわけだが、正直マッチを見ただけではどんな
形でそれを証明するものだか分からなかった。
都合良くマッチのデザインが変わった気がするし、なんとなく
幾らでも言い訳が付きそうなものだが、容疑者を上手く誘導する
事で彼の主張するアリバイの嘘を強調できたと思う。
guest
光石研、山田明郷、升毅、村井克行、西ノ園達大、高岡良平
赤屋板明、瀬戸陽一郎、加藤忠男、渡辺城太郎、石塚透
氏家恵
評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)