Love Story
(2001年4月期・TBS)

脚本:北川悦吏子
音楽:日向大介
演出:生野慈朗、土井裕泰、今井夏木
プロデュース:植田博樹

http://www.tbs.co.jp/love-s/


第2話 モテない二人

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美咲はいつも立ち寄る煎餅店のお婆さんから見合いをすることを
頼まれてホテルへとやってくる。相手のことが知らされずに
やってくると、なんと相手はお婆さんの孫だという。暫くして
やってきたのは彼女が担当している作家・永瀬康だった。
二人とも美男美女でお似合いだというヨシは気を利かせて二人
っきりにさせる。相手がオレで悪かったなと美咲に告げる康。
しかし康はお前と見合いするつもりはないとして帰ってしまう。

一方恭二のベッドの隣には香乃が寝ていた。昨日突然やってきて
ベッドの隣で眠る女性。しかし翌朝起きると案外意気地無しね
と香乃は恭二に告げる。
香乃はなんと下のカフェでアルバイトを始めていた。

美咲は康に三時から下のカフェで打ち合わせをすると連絡する。
美咲とユミがやってくると、話は昨日のお見合いのことになる。
ユミが知っていたことで康は美咲が喋ったとして彼女を責める。
これ以上オレを怒らせたら創文書店には一切原稿を渡さないと
語る。

編集長から康の元に無駄に足を運んでいる美咲達はお叱りを
受ける。現在心を開いて貰うために通って貰っている事を告げる
と編集長は今月末までに40枚程度の短編を貰ってこいと告げる。
あの人はまるで子を生んだ猫のみたいにナーバスであることを
口にする。

美咲は村上に電話するも相変わらず電話が通じない。
美咲は愚痴るために池谷と飲みに行く。美咲は彼と話したいと
分かると何度も電話してしまう所があり、過去には電話線を
抜かれたことも有ったという。なんども着信を入れてしまう事
を告げると池谷は恐いという。昔から私は黙っていれば綺麗な
良い女性だとされていた事。しかし村上は喋ると可愛いと言って
くれた人だとして好きになった理由を語る。それに比べて恭二
は全国にファンが居て彼の話を聞きたがっている人が居ること
が羨ましいと告げるが、池谷は人に愛されることとファンは
違うことを告げ、その違いが分からないようでは担当者として
失格だと告げる。

美咲とユミは康の元に行く。美咲は村上と上手くいかず一人
凹んでいたため、ユミが康と対応することになる。
ユミはまずは15ページ程度の短編を書いてみてはどうかと提案
する。
美咲が元気がないことを気になった康はその原因を尋ねると
恋人と上手くいっていない事を告げる。康は恋人が居ながら
見合いをしたことに激怒するも、彼女が元気が無いと知って
妙にハイテンションの康。
ユミは短編を書くためにいつもとは違った事をしてみないかと
して合コンをするよう告げる。ユミは恭二を狙っていたために
単にきっかけが欲しかったのだった。

美咲は康の部屋を出てアパートの下で池谷と会話する。
もしかして康はホモかゲイなのではないかと語っているとその
事を康に聞かれ更に不機嫌になる康だった。
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美咲は敏感なのか鈍感なのか。

美咲の言葉を聞いてくれる人が居ないことに嘆き、恭二には
沢山話を聞いてくれるファンが居るから羨ましいと告げるシー
ンが有った。誰が見てもこの二つを一緒くたに扱い比べるには
無理がある。それに気がつかないというのもやや不自然な感じ
だ。

合コンをする。

合コンと言ってもみんな手近な所で集まった所がちょっと悲し
い。でも全員が美男美女ということである意味羨ましいという
不思議な感覚の合コンの姿。100円ゲームによって、人間性が
分かる所が面白いか。美咲と康はそんなゲームで嘘をつけず
二人だけ惨めな思いをするところが笑える。

康はホモなのか?

ホモかゲイかとそんなネタが登場した今回。弟君によるとしの
ぶさんが忘れられないのではないかという。元彼女なのかな。

一人を思う長さや思いの深さならば負けない。

美咲のセリフだけど、村上にここまで無視されても気になって
いる辺りは相当執着心が強いのかな。
美咲はとても一つの恋愛に固執する人だけど、重いとは思わない
かな。それだけ世の中が軽くなっているのかも知れないね。

香乃の性格。

恭二が好きな訳だけど、合コンの際には康にキスしている彼女
が居る。勿論小悪魔的なキスだったわけだけど、彼女自身は
サッパリとしていて駆け引きしない様な女性だよね。
恭二からオレのことを好きなのになんで自然体で居られるのか?
と質問されて、気持ちが痛くなったりしないという。
恋愛に於ける楽しみを感じることが出来無い女性って事か。

今時の女性を演じるユミ

とても気さくでサバサバしている所は好感の持てるところ。
見栄を張って合コンのゲームの時には嘘をついてしまった。
嘘をついてもしょうがない事なのにね。
沢山恋をしていて今時の恋愛事情に精通しているとの事だけど、
案外恋愛は少なかったという役柄なのかな。

池谷からユミにはユミの良さが有ると言われた際に、具体的に
何処が?と問われ返される辺り、自分に自信が無い部分があるの
かも知れないね。

"なんだ"じゃなくて"どうした?"

できれば"の"も、と告げる美咲。
"どうした?"と"どうしたの?"では確かに相手から伝わる目線の
違いを感じる。
私どうして先生に電話しているんだろうという美咲のセリフから
も分かるとおり、互いに意識し始めた。
まだ好きだ嫌いだと言うこと自体早すぎる気もするけどね。


須藤美咲 (30) …… 中山美穂 (出版社・創文書店・契約社員)
永瀬康 (37) …… 豊川悦司 (小説家)
鍋友恭二 (24) …… 香取慎吾 (イラストレーターの夢)
小林香乃 (19) …… 優香 (サンセット・カフェで働く)

池谷貢 …… 加藤晴彦 (出版社・創文書店)
倉田ユミ …… 畑野浩子 (出版社・創文書店)
永瀬ケンジ …… コタニキンヤ (弟)
蓼科久美子 (27) …… 戸田菜穂

柏原修三 …… 小野武彦 (出版社・創文書店・編集長)
永瀬ヨシ (80) …… 三崎千恵子
村上 …… 坂口憲二

一戸奈美、新堀真澄、松井涼子


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