Love Story
(2001年4月期・TBS)

脚本:北川悦吏子
音楽:日向大介
演出:生野慈朗、土井裕泰、今井夏木
プロデュース:植田博樹

http://www.tbs.co.jp/love-s/


第3話 君の恋

--------------------------------------------------------
恭二はコンピュータで自分の絵のイメージを造り、それを実際
に描いてみる。自分の部屋の玄関の扉にペンキで描き始めるが
すぐに隣人の永瀬から臭いがするとクレームが入る。恭二は
それに怒って永瀬の部屋の扉にもウサギの絵を描く。

創文書店では編集長が永瀬を担当する美咲らに檄を飛ばす。
しかし永瀬が書けないことは私達のせいなのか?と美咲は反論。
来月号の雑誌に永瀬の短編を掲載させる為に原稿を取ってこい
として、美咲とユミだけでなく池谷も一緒になって取りに行く
様命じられる。美咲はその間にも村上からの電話が鳴らないか
を気にしていた。実は昨晩村上の家に行った際に玄関で赤い
女性モノの靴を見て飛び出していたのである。

永瀬の部屋でユミたちは永瀬の恋愛小説のアイディアを色々と
提案し小説を執筆させようとする中、美咲の携帯に電話が鳴る。
なんと村上からだった。ユミたちは会議しながらも美咲の電話
が気になる様子。美咲は村上から7時半に逢おうと告げられる。
永瀬は赤い靴の件はどうしたのか?と美咲に尋ねるもはぐらか
された事を告げる。

恭二は永瀬の家から帰宅する美咲らの姿を見てイラストを売り
込んでくれたか尋ねる。忘れていた事を謝罪。永瀬が部屋から
出てくると恭二が彼の家の扉にイラストを書いていたことに
激怒する。恭二とユミでイラストを消すことになる。ユミは
自分がイラストを売り込んだら付き合ってくれるか?と恭二に
迫る。
永瀬は下の階の喫茶店にいくと、アルバイトしている香乃を目
にする。昨日香乃とキスした永瀬は何処か彼女のことを正視で
きずにいた。

美咲は約束通り村上の家に行く。美咲は彼にもうダメかなと
尋ねると、ごめんと村上に謝られる。俺達何処かシックリと
来ていなかった事を告げられ、赤い靴の女性とは関係なく、
それ以前から駄目な関係であったことを告げる。

美咲は帰りに食事に行くと、そこで永瀬とバッタリ逢う。
明日が原稿の〆切なのにこんな所に居て良いのかという美咲に
気分転換だと告げる。永瀬は美咲を見るとオレは何も聞かない
と唐突に語り始める。美咲の目は何か話したいときの目だとして
永瀬は一杯飲むとそのまま店を出て行く。
美咲は永瀬についていきそのまま彼の部屋になだれ込む。
そこで美咲は独り言のように自分の心情を語り始める。小説を
書くフリをして全ての話を興味深く聞いている永瀬。それを知っ
た美咲は、これを題材として小説にしても良いですよと語る。
--------------------------------------------------------

タルレ作曲のアルハンブラの思い出

美咲が一人で恋愛の事を語るときに偶然にして必然的に恭二が
クラシックギターで弾いていた曲。
YOUTUBEで検索してみると、村治佳織さんversionがアップされて
います。

詩人であり作家である美咲

作家の永瀬を唸らせるような恋愛感情・ストーリーを持っている
美咲。彼女の話を聞いていると確かに常人とは違って色々と恋愛
に対してかみ砕いて物事を見ている感じがする。ただ作家の心
を揺り動かすほどの価値観が有るのかという気がしないでもない。

生身の感情ときらめくような恋がそこには有るって言っていたね。

女性に純粋なのは永瀬か

偏屈な所もある。特に臭いに敏感な所が笑える。
今回はペンキの臭いや原稿を焼くときの煙にやたらと反応して
いた。

香乃の事をキスされた事でちょっぴり惹かれている所が、ナチ
ュラルに美咲の心を揺さぶっているようだ。

説得力のない美咲と村上の関係

まぁこの二人の良い感じの瞬間というのを見ていない為にそう
感じるのだろうか。
村上に拘りを見せる美咲に何処か違和感が有るし、村上も
ダメならばダメで何故そのように向き合おうとしなかったのか。
そして突然向き合うことになる原因は何だったのか。

PANFRIENDは恭二の父の会社

PANFRIENDは創文書店のスポンサーであるという偶然性。
その関係でいきなり恭二の絵が表紙に使われることになる。
恭二は絵が好きなのは分かるが、有り触れたイラストである
気もする。こんなことで認められていってしまうのだろうか?

恭二と香乃と永瀬をくっつけようとする。

デートと称して香乃をクラシックコンサートに引きずり出す。
息抜きだと称して永瀬も同様にコンサートに引きずり出す。
二人は隣の席でコンサートを聴く。
香乃が怒った表情を見せていたけど、隣にいる恭二の肩に頭
をもたれかけようとした際に、ビクっとなるところがちょっと
滑稽だった。

永瀬は美咲の失恋ストーリーを世の中に出したくなかったのか?

こういう時書かれる方の立場としてはどんな心情が働くのだろ
うか。別に書かれても悪い気はしないと思うが、どうなんだろう。
永瀬にしてみれば美咲の心の中に留めておくべきだと言うこと
で相当気づかっている感じもする。


須藤美咲 (30) …… 中山美穂 (出版社・創文書店・契約社員)
永瀬康 (37) …… 豊川悦司 (小説家)
鍋友恭二 (24) …… 香取慎吾 (イラストレーターの夢)
小林香乃 (19) …… 優香 (サンセット・カフェで働く)

池谷貢 …… 加藤晴彦 (出版社・創文書店)
倉田ユミ …… 畑野浩子 (出版社・創文書店)
永瀬ケンジ …… コタニキンヤ (弟)
蓼科久美子 (27) …… 戸田菜穂

柏原修三 …… 小野武彦 (出版社・創文書店・編集長)
永瀬ヨシ (80) …… 三崎千恵子
村上 …… 坂口憲二

一戸奈美


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system