Love Story
(2001年4月期・TBS)

脚本:北川悦吏子
音楽:日向大介
演出:生野慈朗、土井裕泰、今井夏木
プロデュース:植田博樹

http://www.tbs.co.jp/love-s/


第4話 思わぬ展開

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鍋友は永瀬と香乃を引き合わせようとして、二人をクラシック
コンサートに誘い出す。永瀬は満更でもなかったが、香乃は
鍋友の酷い仕打ちにご機嫌斜め。コンサートの後に二人は食事
をしにいくが、間が持たず、香乃のまつげの長さを話題にして
思わず不毛なデートを消化する。

美咲はその頃鍋友の部屋にいた。今頃二人はホテルにでも行った
のか?という美咲に、それは無いという鍋友。こんな事するんじゃ
なかったかなと少し後悔する。
永瀬は帰宅すると担当の美咲とユミにデートの事を報告する。
美咲は見ていたわけでもないのに永瀬の行った不毛なデートに
ついて心理を巧みに読んでいた。憧れの香乃ちゃんとのデート
だが間が持たずにまつげにマッチが乗ると言った事に対して、
悲しいデートだと同情する。ユミはそんな二人の失敗したデート
の事実に美咲は嬉しそうだと指摘する。永瀬は不機嫌そうに部屋
から出て行けとするが、ユミは先生に足りないのはリアルな
恋愛経験だと告げる。

鍋友は喫茶店に行きアルバイトしている香乃に昨日は楽しかった
かと尋ねる。人の気持ちを弄んで楽しむ人は壊れている人だと
して激怒する香乃。自分のことをまるで特別な人だと思って
いる鍋友は端から見ると卑しい事を告げる。

永瀬はユミと美咲を連れて焼き肉屋に食事に行く。
そこで美咲はもう一度香乃をデートに誘ってみたらどうかと
語る。美咲は以前村上に振られたときに先生に助けられたので
今度は助けたい事を告げる。

香乃が喫茶店の窓拭きをしているのを永瀬は見つめる。
コーヒーを飲みに行くフリをして改めて香乃に、今度焼き肉でも
食べに行かないかと告げる。香乃はそれはデートとしての誘いな
のかと尋ね、デートは出来無い事を告げる。デートは緊張する
し彼女には好きな人が別にいたのである。永瀬は断られると
分かっていたが敢えて誘ってみたとして、これからも美味しい
コーヒーを入れてと告げ立ち去る。
永瀬は美咲の言うとおりに誘ったがやっぱり振られたとして彼女
に八つ当たりする。これで5年は立ち直れないという永瀬。
しかしその割りには傷付いている様には見えないという。
確かに気紛れで誘ったこと。たまには女性でも誘ってみた方が
良いのではないかと安易に考えただけで有ることを告げる。
そんな会話をしている中、またしても鍋友の部屋から得意の
クラシックギターの音楽が鳴る。美咲はこの曲は幼い頃、兄が
よく弾いてくれた曲だという。寝る前の子守唄だったが、ある時
兄が海外留学に行くことになりその後寂しい思いをした事を語る。
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カルビはタン塩が終わってから。

永瀬らしく細かい性格が分かるシーン。

香乃に振られた永瀬。

19歳と37歳の恋。絵的にはそう見えないけど、実際にそれだけ
年齢差はあるのかな。
美女と野獣に例えていたけど、美男美女だよね。

鍋友のイラストが雑誌の表紙に採用される。

鍋友の嬉しさから最終的には崖の底に突き落とされるまでを
描いた流れだったね。
香乃も祝いたい気持ちがある物の鍋友に酷い仕打ちをされた事
で素直に祝えない彼女がいる。ROMANZOで祝杯をあげる時も
店の外にまで来ていた物の結局中には入れなかった。
その姿をユミを見ている。

鍋友狙いのユミは目標を達成するが・・・

ユミは鍋友のイラストが表紙に採用されればデートすることを
求めた。それが実行され、鍋友からキスされそうにまで発展する
も、香乃の姿を見た彼女は鍋友を奪おうとはしない。ちょっと
良い人過ぎるキャラクターだな。

一発屋は後が大変。

相変わらず永瀬は、鍋友のイラストがいきなり表紙に採用され
た事を不審に思う。ただそれを抜きにしてイラストの出来は
結構絶賛していた感じだね。
しかしいざ雑誌を見てその雑誌にPANFRIENDが広告を出している
事に気がつく。一切気を使うこともなくバーターだと彼に面と
向かって言う辺り、永瀬らしい行動だったな。

永瀬は妻を失っていた。

蓼科久美子の実家で仏壇に手を合わせていたので何かと思った。
久美子は永瀬の妻の妹なのね。
なんとなく視線は永瀬を好きになっていそうな感じもする。

私は動物園の猿よ by 美咲

自分で美人だと公言し始めた彼女。しかしすれ違う人が檻の
前に差し掛かるときには注目するが、決して誰も檻から出そう
とする人は居ないという。そんな寂しさを感じている美咲の心。
その流れから永瀬が部屋までやってきて扉を開けるシーンは
なかなか面白い連結の仕方だったな。

永瀬久しぶりの新作。

病気の少年と青年の話。
青年は少年を元気づけようとして隣の部屋で毎日7時30分に
ギターを弾く。
その事がきっかけで少年はすくすくと元気を取り戻して病気を
治していくが、逆に青年は悪化させていく。亡くなった事を
悟られまいとしてギターの音色を録音しておき、毎日7時30分に
鳴らしてもらうというストーリーだ。全ては美咲の話がヒント
になったもの。

バーターだと知った鍋友はショック

美咲に抱きつく・・というよりもしがみついた感じだが、
そのシーンを思わず永瀬が見てしまう。永瀬の中でも違和感
を感じるものが有ったのではないか。

面白かったシーン

永瀬が鍋友の家に行く際に、チャイムを鳴らさずドアを叩く
シーンが有る。チャイムを鳴らしてくれという鍋友に対して
アナログな気分だと告げる所も笑えたが、お騒がせするだけ
して、やっぱり話をするのがもったいないとする辺りの永瀬
のキャラクターには愛すべき物が存在しているな。

須藤美咲 (30) …… 中山美穂 (出版社・創文書店・契約社員)
永瀬康 (37) …… 豊川悦司 (小説家)
鍋友恭二 (24) …… 香取慎吾 (イラストレーターの夢)
小林香乃 (19) …… 優香 (サンセット・カフェで働く)

池谷貢 …… 加藤晴彦 (出版社・創文書店)
倉田ユミ …… 畑野浩子 (出版社・創文書店)
永瀬ケンジ …… コタニキンヤ (弟)
蓼科久美子 (27) …… 戸田菜穂

柏原修三 …… 小野武彦 (出版社・創文書店・編集長)
永瀬ヨシ (80) …… 三崎千恵子
村上 …… 坂口憲二

一戸奈美


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