Love Story
(2001年4月期・TBS)

脚本:北川悦吏子
音楽:日向大介
演出:生野慈朗、土井裕泰、今井夏木
プロデュース:植田博樹

http://www.tbs.co.jp/love-s/


第5話 近づきたいよ

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鍋友と美咲が抱き合うのを見てしまう永瀬。
永瀬は原稿を取りに来る美咲に対して君はふしだらだと告げる。
美咲は抱きついたのではなく抱きつかれただけだとするが、
君に隙があるからだと告げる永瀬。美咲はヤキモチだと反論す
る。ふしだらとか何時代の人なのかというと、私は別に好きで
ここに来て貰っている訳ではないという。君には何があるのか?
と問うと、永瀬よりもみんなに好かれている事を告げる。
確かにみんなは私のことが嫌いだが、オレもみんなが嫌いだと
ヘリクツを捏ねる永瀬。
そんな二人の元に祖母・ヨシと弟のケンジがやってくる。
祖母は見合いの写真だとして手渡すが、興味は無いと一蹴する。

池谷は鍋友の元にやってくる。もうイラストの仕事は受けない
とする鍋友に対して、きっかけなんて関係ない事を告げる。
たしかにコネで採用されたのかも知れないが、それが通用する
のも最初の内だけでそれからは実力が問われるモノだという。
自分は鍋友のイラストが好きで担当にして貰った事を語る。

美咲はヨシの元に行く。
空豆を食べながらビールを飲む。ヨシから孫・永瀬の件で
しのぶさんさえ生きていてくれれば良かったという。6年くらい
前に永瀬と婚約していた女性は病気で亡くなったという。病気が
発覚してから婚約した事に、弟のケンジは兄さんの優しさだと
告げる。

落ち込んでいる鍋友の香乃は手作り弁当の差し入れをする。
しかし鍋友は手作り弁当なんて恐いだろうという。恐いなんて
酷いという香乃。甘い卵焼きを作ってきたとして一口食べさせ
られる鍋友は美味しいと呟く。

結局弁当の殆どを永瀬が食べた。それを知って美咲は男は食べ物
に弱いですねと告げる。私なんて料理が出来ても男の人には
恥ずかしくて作れないという。美咲は祖母に見合いを受けるよう
永瀬を説得して欲しいと頼まれたことを告げる。しかし永瀬は
必要性を感じないとして断るとキッパリ告げる。私には太宰治
やモーツァルトのCDが有れば十分だという永瀬に対して、生身の
人間の友達が必要だと告げる。人は支え合って生きていかねば
ならないこと。しかし永瀬は人が支え合うとは幻想だとして、
人間は結局一人で生きていくものだという。幻想は時に人を傷つ
けるという。美咲はそれを聞いてしのぶさんに死なれたからそう
思うのかと尋ねる。彼女には他に男性が居たこと。死んでから
形見の日記で分かったことだという。彼女は相手の男性とは叶
わぬ恋だと知り、心のバランスを保つためにオレと付き合って
いたという。とんだピエロだったと。それ以来怪我をするのが
恐くなったと語る。
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永瀬は美咲に嫉妬する。

美咲のことをふしだらだと非難する永瀬だが、非難されるべき
事ではないような気もする。特に永瀬から責められるべき要素
は無いしね。

永瀬が婚約者・しのぶと死別した事を知る。

彼女が死んだ後にも仏壇に通う永瀬の姿に、どんだけ純愛だ
ったのかと思わせたが、実際には彼女の心のウチを全て知りつつ
付き合っていた所が有ったのね。死んでも尚彼女に関わりを
見せている所がこの人の優しさなのか。

鍋友と香乃は仲直り

香乃も鍋友と父親の関係を知ったことで許す気になったのだろう
か。香乃が弁当をつくってあげることを恐いと表現する鍋友。
そんなに恐いことだろうか?
香乃にお礼をする事を告げると、以前受け取りを拒否したイラ
ストを受け取る事になる。

美咲はライバル出版社のマキタに騙される

マキタがリストラされる事を知り、出来たばかりの原稿を譲る
事になる。しかしマキタはリストラではなく単なる異動だった
事を知り、人間不信になる。
しかし嘘臭いマキタに対して純粋に心配する美咲の心に、永瀬
は引き付けられるものがあるらしい。そんな純粋な美咲の心に
乗っかる永瀬。

原稿を無くす担当者・マキタ

無くすなんて有り得ない。作家が出版社に抗議すれば確実に
担当を下ろされるだろうしね。

昭和女子学園高等学校に原稿の23〜25枚目が有る。

女子高生が試験の為にノートをコピーしていた時にコピー機で
見つけたのかな。なんとなく捨てそうな気もするけど、原稿だ
と知ってとっておいたのか。

朝まで公園で待つ美咲。

一度家に帰るという選択肢は無かったのだろうか?
雨でずぶ濡れになったままの身体で公園にいるのも相当寒そう
だし危険ではないか。
永瀬が無くした原稿を未だに求めているのか。
その辺の判断は素直に永瀬に仰げばいいのに、編集長に言われ
様に自分で判断せずには居られない所が美咲の性分なのか。

美咲が持っているモノ。

ガッツ、そしてキップが有るとのこと。
目と目を見ながらではなく抱き合いながら会話するっていうのも
凄いね。


須藤美咲 (30) …… 中山美穂 (出版社・創文書店・契約社員)
永瀬康 (37) …… 豊川悦司 (小説家)
鍋友恭二 (24) …… 香取慎吾 (イラストレーターの夢)
小林香乃 (19) …… 優香 (サンセット・カフェで働く)

池谷貢 …… 加藤晴彦 (出版社・創文書店)
倉田ユミ …… 畑野浩子 (出版社・創文書店)
永瀬ケンジ …… コタニキンヤ (弟)
蓼科久美子 (27) …… 戸田菜穂

柏原修三 …… 小野武彦 (出版社・創文書店・編集長)
永瀬ヨシ (80) …… 三崎千恵子
村上 …… 坂口憲二
マキタ …… 半海一晃 (ヒビキ出版)

一戸奈美、大竹竜二、鈴木浩司、森田智美


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