Love Story
(2001年4月期・TBS)

脚本:北川悦吏子
音楽:日向大介
演出:生野慈朗、土井裕泰、今井夏木
プロデュース:植田博樹

http://www.tbs.co.jp/love-s/


第8話 またフラれるの

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新作が出来た記念に飲み会を開くことになっていたが、創文書
店の社員は誰一人として来ず、永瀬は待ちぼうけを食らう。
諦めて帰宅し、帰りに本屋に寄ると偶然久美子と出会う。
久美子は"アルハンブラの思い出"を読んだ事を告げ、凄く好き
だと告げる。久美子からの誘いを先約が有ったために断って
しまった永瀬は彼女に謝罪する。自分も今日新作祝いの件を
すっぽかされた事を告げる。久美子は今度私がお祝いしてあげ
ると語る。

一方美咲と池谷はデートした後、美咲はイルカの置物のお礼を
するために池谷と同じ電車に乗ってしまう。池谷の家でお泊ま
りすることになるが、池谷はカレンダーを見て気がつく。
今日は自分たちの主催で飲み会を開くことになっていた事。
すぐに電車に乗り永瀬の元に行き謝罪する。永瀬は強がって
自分も約束を忘れていた事を告げ、君らと同じように、デート
していた事。それも次元の高いデートだと告げる。

翌日永瀬は早朝から新作のアイディアが浮かんだとして鍋友の
自宅を訪れる。女性を連れ込んでいた鍋友にアイディアを語る
と、女性に面白いと言われる。すぐに永瀬は自宅に戻り執筆
活動を開始する。

一方鍋友はポストに香乃からの手紙が届いている事に気がつく。
そこには東京の思い出が書かれていたが、結婚のことには一切
触れていなかった。鍋友はいつ香乃は結婚するのかと気になり
始める。

永瀬は元彼女・しのぶの七回忌に出席する。久美子は永瀬に
今度姉の日記を引き取らせて欲しいことを告げる。姉の遺影を
見ていると永瀬に申し訳ないと言っているようだったと告げる。
永瀬はしのぶとの関係を語り始める。あの頃は駆け出しの頃で
書くことに夢中だったこと。しのぶの話になかなか耳を傾けら
れず、人生にも不安な時期だったので冷たくしたかも知れない
事を語る。もう少し何かをしてあげられたのではないかと告げ
決してしのぶが悪いことは無い事を告げる。
他に好きな人が居て恨んでいなかったのか?と問われ、今はもう
7年も経つので、随分自分も年を取ったことを口にする。

美咲はユミと鍋友に、池谷との事を相談するも仕事中だとして
話しを聞いてくれない二人。美咲は自分の気持ちを相手に伝え
たくてしょうがないのに、100の気持ちを訴えると不気味がら
れるだろう事を考え、メールも電話も我慢してしまうという。
我慢する必要はないという鍋友に、一気に行くと嫌われるので
甘えない様、近づかないよう気を使うという。しかも美咲は
相手から3日間も電話がないことで爆発しそうだった。
後からやってきた永瀬から、受け入れられることを怖がり言い
たい事を我慢していると、やがて語る言葉を失い、その気も消失
していくものだと告げる。自分は一生一人で生きる訓練をした
事を告げる。
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永瀬にモーションをかける久美子

久美子が必死になって永瀬とのきっかけを作ろうとしているの
に対して永瀬がまたそっけない。一人で生きていく覚悟を
決めているので容易に相手に心を開かないのだろうか。

美咲と池谷の関係

長くは続かないと思っていたけど、まさか速攻で別れるとは
思わなかった。でも美咲にしてもまだキスして一度デートした
関係なので諦めもつくのではないか。
美咲はまだ恋愛初期の段階なのに、随分思いこみが激しく
相手にかける情熱がもの凄いな。
所詮は"玄関先にいる柴犬"と命名していたのだから、別れても
良いではないか。

鍋友は香乃が気になる。

永瀬たちの会話を聞いて感化される。
その時の気持ちを言わずに押し殺していると、気持ちは死んで
しまうもの。何より鍋友自身が我慢する必要がないことを
美咲にアドバイスしていた訳だしね。
香乃の実家にまでいき、彼女の生まれ育った場所を歩く。
とても良い感じの田舎だったな。

鍋友は香乃を東京に連れ戻そうとするが・・・

わざと日帰りせずに一日の猶予をもって、香乃にその対応を
迫るというところがドラマとして面白く作用した。

オレは何があっても聞かない!

永瀬が美咲の顔色を伺い話したそうにしている時に出た言葉。
以前に村上に振られたときにも同様のセリフが飛び出して
いたよね。結局聞くことにはなるんだけどね。

朝、美咲が永瀬の部屋に居たこと。

それを久美子に見られるわけだけど、彼女のことを何とも思って
いないのならば誤解させたままでも良いんじゃないかという
気がしないでもない。

須藤美咲 (30) …… 中山美穂 (出版社・創文書店・契約社員)
永瀬康 (37) …… 豊川悦司 (小説家)
鍋友恭二 (24) …… 香取慎吾 (イラストレーターの夢)
小林香乃 (19) …… 優香 (サンセット・カフェで働く)

池谷貢 …… 加藤晴彦 (出版社・創文書店)
倉田ユミ …… 畑野浩子 (出版社・創文書店)
永瀬ケンジ …… コタニキンヤ (弟)
蓼科久美子 (27) …… 戸田菜穂

柏原修三 …… 小野武彦 (出版社・創文書店・編集長)
永瀬ヨシ (80) …… 三崎千恵子
村上 …… 坂口憲二
マキタ …… 半海一晃 (ヒビキ出版)
山田エビ …… 余貴美子 (小説家)

一戸奈美、木村翠、八木奈緒子


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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