Love Story
(2001年4月期・TBS)

脚本:北川悦吏子
音楽:日向大介
演出:生野慈朗、土井裕泰、今井夏木
プロデュース:植田博樹

http://www.tbs.co.jp/love-s/


第9話 本当の気持ち

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美咲は池谷に振られた事で、永瀬の家で一晩を明かした。
そんな彼女が居るときに久美子がやってくる。久美子は美咲と
永瀬が男女の関係であることを悟り立ち去るが、すぐに永瀬は
追い掛けて誤解であることを告げる。

誤解を解いた永瀬は美咲の元に戻ると、誤解されて迷惑だと
告げる。美咲は一晩付き合ってくれた事に感謝すると、永瀬は
死にかけた猫にミルクを与えただけだと告げる。

美咲は出社すると編集長から新雑誌への異動の件を提案される。
池谷は決して悪い話でなく、編集をしているのならば雑誌も
経験した方が良いとアドバイスする。そして腕を見込まれたの
だろうと語る。二人は元通りの同僚の関係に戻ることを話し合う。

永瀬の元に久美子から電話がある。日記の件で今度受け取りに
いくというもの。永瀬は久しぶりに封印していた日記を開くと
中から一枚の写真が出てくる。
部屋の外で物音が聞こえたので出てみると、鍋友が泥酔状態で
帰宅するところだった。仕方なくベッドまで連れていく永瀬。
鍋友は香乃に振られて寂しいことを口にすると、それ位で情け
ないと告げる。永瀬らは振られ慣れているから良いが、自分は
殆ど振られた経験がないという。永瀬は美咲のことを見習えと
告げ、仕事だけは辛くてもすべきことを訴える。
そんな鍋友の家に来客がある。なんと香乃が立っていたのである。
鍋友は永瀬が仕組んだことではないかとするが、この件は全く
関与していない事を告げる。
鍋友は香乃が来たことを知りもうここに居続ける事を訴える。

美咲とユミは食事に行く。美咲は異動の事で落ち込んでいた。
自分は永瀬のために担当として何かしてあげられたのかと呟く
と、ユミからは永瀬と離れるのが寂しいのでしょう?と問う。
美咲は永瀬の事が好きで永瀬も美咲のことが好きだというユミ。
しかし美咲は担当とベストセラー作家では恋愛にはならないと
告げる。ユミはウジウジしている美咲に少しずつ腹を立てていき
同じ人間だというと、美咲は何処か屈託している所が有る事を
告げる。私はいつも派遣社員なのでビクビクしている立場だと
いうと、その割りに好きかってやっていると言われユミと軽い
ケンカになる。

翌日鍋友の部屋から香乃は消えていた。一枚のメモを残して去る。

永瀬は久美子と再会するとしのぶと歩いた道を一緒に歩く。
そんな二人の事を美咲は見てしまう。
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永瀬と久美子の微妙な関係

永瀬は久美子の中に姉の面影を見ているという事はないのだろ
うか。驚いたのは未だに永瀬は7年前の彼女のことで傷付いて
いるという現実だ。

日記を燃やすときの切ない永瀬の心情

それよりも久美子が永瀬が受け取っている日記を勝手に燃やそう
とする辺りの展開がちょっと強引で引いた。久美子にしてみれば
姉の件を忘れさせて自分に意識を向けさせようとしているのかも
知れないけど、随分身勝手な言い分で燃やしたなと思う。

僕は日記が燃やされることで、彼女が忘れられるのが嫌なのでは
無く、自分が忘れるのが嫌だったとの事。

男性は女性の下僕に過ぎない

鍋友が香乃に振られてしまった。香乃にとって鍋友は思いで作り
のイチパートであった事を知り、永瀬がこの様に告げる。
女性に振り回されている男性の寂しい現実。

永瀬は鍋友のために話しを聞いたりカレーを作る。

鍋友が香乃の田舎から一人で帰ってきて酔っぱらうところを
永瀬が介抱する訳だが、鍋友が永瀬を帰さず、ベッドの隣に
寝て貰うところはちょっと微妙な雰囲気があった。まぁ美男子
同士なので何をやっても絵にはなるのだが・・
でもカレーをつくってあげる所は優しいな。この二人の関係
って正直良く解らないところがあるけど、互いに芸術肌同士で
通じるモノがあるのか。

美咲は担当を外れる前に永瀬に日本文芸賞を取らせようとする

勿論美咲の身勝手な行いで永瀬の気持ちを無視した行動でもある。
この話がきっかけで、色々とプライベートな話にも繋がって
いくんだけどね。
ただ君は僕の恋人でも家族でも友達でもないとする最後のセリフ
はちょっと冷たかったな。永瀬の独特の言い回しだと言われれば
確かにそうなんだけどね。涙する美咲にどう感じるのか。


須藤美咲 (30) …… 中山美穂 (出版社・創文書店・契約社員)
永瀬康 (37) …… 豊川悦司 (小説家)
鍋友恭二 (24) …… 香取慎吾 (イラストレーターの夢)
小林香乃 (19) …… 優香 (サンセット・カフェで働く)

池谷貢 …… 加藤晴彦 (出版社・創文書店)
倉田ユミ …… 畑野浩子 (出版社・創文書店)
永瀬ケンジ …… コタニキンヤ (弟)
蓼科久美子 (27) …… 戸田菜穂

柏原修三 …… 小野武彦 (出版社・創文書店・編集長)
永瀬ヨシ (80) …… 三崎千恵子
村上 …… 坂口憲二
マキタ …… 半海一晃 (ヒビキ出版)
山田エビ …… 余貴美子 (小説家)

一戸奈美、山下容莉子、松村克巳、松本圭未、藤扇里
宮崎敦司


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