Love Story
(2001年4月期・TBS)

脚本:北川悦吏子
音楽:日向大介
演出:生野慈朗、土井裕泰、今井夏木
プロデュース:植田博樹

http://www.tbs.co.jp/love-s/


第10話 別れ

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永瀬は美咲に対して、プライベートにまで口出しすることに憤怒
し、君とは恋人でも家族でもなく友達ではないと告げる。
美咲はそんな風に思っていたのかとして涙する。永瀬はなんて
ずぅずぅしい女かと思っていたと告げると、もう邪魔はしませ
んと告げる。すると永瀬は何の邪魔か?と問うと、先生の人生の
邪魔だと告げ、担当が自分から池谷に変わることに告げる。

永瀬は自宅で酒を飲んでいるとそこに久美子がやってくる。
日記を本当に焼いて良かったのか、そして永瀬があの時みたいに
なってしまうのではないか心配だと告げる。大丈夫だと告げる
と久美子は涙する。慰める永瀬に対して、本当は自分が永瀬と
一緒に居たかったのかも知れないと告げ、家では両親に心配を
かけるために泣けないことを吐露する。

翌朝、鍋友はイラストが出来たと永瀬の部屋にやってくる。
すると久美子が居ることに気がつき身を引く。すぐに永瀬は
これは違うと久美子との関係を否定すると彼女は違うのかと
ショックを受ける。

美咲はユミや池谷から早く仲直りした方が良いと言われる。
すると美咲は母親が言っていたお見合いをしようかなと告げる。
一方永瀬も祖母から新たな見合い話を持ちかけられるも、永瀬
はもう見合いはしないことをきっぱりと告げる。

編集者三人は永瀬の元に来るが留守だった。
永瀬は実家からの帰り道に花屋"フラワーポピンズ"で働く香乃
の姿を目撃する。永瀬は香乃に話しを聞くと、今度はきちんと
親に言って東京に出てきた事を告げる。結婚はしなかったこと。
鍋友に残してきた手紙の内容はウソで、既に結婚に関しては
前もってキャンセルした後だった事を告げる。鍋友に逢うために
東京に残ったのだろうと告げ会いに行くよう後押しする永瀬。

カフェに集まる編集者三人と鍋友。そこに香乃と永瀬がやって
くる。何故東京にいるのか尋ねると、フラワーアレンジメント
を習いたいのだという。何でウソの手紙を残したのかと問うと
私のことを迎えに来てくれるかと思ったという。鍋友には女性
が沢山いて信用できないという香乃。先日香乃の田舎に迎えに
行ったことはオレにしては頑張った事を訴えて、オレよりも
もっと他に安心できる人が居るんじゃないかと告げる。
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香乃はやっぱり東京にいた。

前回美咲が目撃していたけど、深くは突っ込まれることは無か
った。今回永瀬が彼女を見たことで彼女を後押しして鍋友と
逢うことになる。

香乃は鍋友が好きだが信じられない。

確かに鍋友って胡散臭い人物だからな。
優しさは有る程度持ち合わせているし格好良いけど、人間と
して信用できるかどうかはまた別。
香乃と別れた後にも女性を部屋に連れ込んでいたしね。
好き勝手に生きている代償ってやつか。

久美子のモーションに翻弄させられる永瀬

久美子が永瀬に逢う目的を探している様な感じで、必死さが
伺える。日記の件にそこまで拘るのかというくらい拘りを
見せてなんとか永瀬に食らいつこうとする。
小説家が関わっているドラマだからか、一つ一つの言葉の意味
がとても重要になっているドラマだなと思う。日常では軽く
流されそうな言葉も、いちいち拾い上げる所が如何にもドラマ
っぽい。

美咲と永瀬は仲直りする。

美咲も永瀬との恋愛を探り探り行っている感じだ。
永瀬がお前は新しい編集部にいっても大丈夫か?と心配すると
好きになったか?と告げて顔色をうかがってみたりしたね。
でも永瀬は久美子の前で、まだ恋愛するには早い事。そういう
気分にはなれないと告げる辺りがどう影響していくのか。

美咲は永瀬の担当が終わる。

美咲にとって永瀬は一つの指針であり、星のようなものだった
という。そこを見て歩けばきっと迷わずに居られるという程の
大切な存在。しかし心の星を失ってしまう美咲は、独り立ち
出来るのか。ただの先生のイチファン。20万分の1の存在に
なってしまったとする言い回しがなかなか興味深い。

池谷から魔法を掛けられる美咲

性格はちょっと壊れているけど魅力的だとして、目を瞑る美咲
に暗示をかける池谷。そのお陰で上手く告白する流れになる。

当然永瀬に電話をかける美咲

用事も無いのに電話するっていうのも勇気が要るな。
前にも先生に電話したことが有りましたねと告げる美咲に、
アレは悪夢の出来事だったとする独特の言い回しが笑える。
君が一番からかい甲斐が有ったとする永瀬のセリフは愛情を
感じる物だよね。しかもたまには電話を寄こしなさいと告げる
永瀬の美咲に対する気持ちが上手く言葉に表れていた。

須藤美咲 (30) …… 中山美穂 (出版社・創文書店・契約社員)
永瀬康 (37) …… 豊川悦司 (小説家)
鍋友恭二 (24) …… 香取慎吾 (イラストレーターの夢)
小林香乃 (19) …… 優香 (サンセット・カフェで働く)

池谷貢 …… 加藤晴彦 (出版社・創文書店)
倉田ユミ …… 畑野浩子 (出版社・創文書店)
永瀬ケンジ …… コタニキンヤ (弟)
蓼科久美子 (27) …… 戸田菜穂

柏原修三 …… 小野武彦 (出版社・創文書店・編集長)
永瀬ヨシ (80) …… 三崎千恵子
村上 …… 坂口憲二
マキタ …… 半海一晃 (ヒビキ出版)
山田エビ …… 余貴美子 (小説家)
青田 …… 山下容莉子 (編集長)

一戸奈美、木村翠、松本圭未、藤扇里、音無美紀子



評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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