相棒
警視庁ふたりだけの特命係
(2002年度10月期・テレ朝)

プロデューサー - 松本基弘、香月純一・須藤泰司・西平敦郎
脚本 - 輿水泰弘(1)(2)(5)(8)(11)(12)
櫻井武晴(3)(4)(7)(10)、砂本量(6)(9)

http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_01/


第11話 右京撃たれる 特命係15年目の真実

--------------------------------------------------------
右京と薫は呼び出しを受け話しを聞くと、特命係が今週いっぱ
いで廃止になる事を告げられる。右京は警察庁へ、薫は運転免
許試験場に配属されるという。一方的な通達に怒りを感じる
薫。右京は何も言わず出掛けると言って外へと出て行く。

事務職になろうと思って就職したわけではない。美和子にそう
告げてもう刑事は辞めると告げる薫。
右京は小野田の元にいう。小野田が強引に右京をまた自らの
腹心として身近に置こうとしたのがきっかけらしい。

15年前、警察庁ではある事件をきっかけに公安の参事官だった
小野田と、二課の刑事だった右京を引き抜き作戦参謀に迎える。
更にSATの中でも優秀な5人の部下を引き抜き、緊急対策特命係
を結成した事があった。

小野田は近くに公園で右京と話をする。そこで15年前の事件
がぶり返している様だと告げる。当時人質だった三人の男性が
次々と最近一年内に変死しているのだという。もう一度右京の
力を貸して欲しいと言われた時に、右京は何者かに狙撃される。
--------------------------------------------------------

今回は特命係が設置された経緯が分かると共に、小野田と右京
の過去が分かる話だった。

15年前大使の籠城事件を巡って、右京は人質の解放を要求して
行くのと同時に小野田との見解の違いを表面化する。
小野田は翌日アメリカの国務長官の来日に合わせて、国家の
対面のためにこの事件を強行的に処理しようとする。
その結果、犯人は全滅させたものの、隊員2名、書記官1名が
死亡する。

あまり複雑な事件ではなく、殺された隊員の中で生き残った
人物が小野田に復讐するために行ったことだった。
初動捜査でも銃器の訓練を受けていることは明らかであり、
身内である可能性に触れていることから、そう難しそうな事件
でもなかった。

右京は救急車を呼んだ人物を調べて欲しいとするが、あの状況
ならば正直見ている人の内だれかが連絡するはず。逃げる石嶺
が連絡を取るのは無理そうだな。

ドラマとしての興味は二点。
何故15年前の事件を今になって恨みを晴らすために出てきたのか
という点。
そして15年前の事件で人質だった三名が変死しているのは何故
なのかという事。
相当この大使館のパーティーに呼ばれていた人は汚い事を
していたのだろうか。

しかしSATの特殊部隊ならばこういう事態も想定できるだろうに
指揮官を恨んではやっていられないかも知れない。もちろん
強行の理由はくだらない事だったけどね。
他人のために自分の人生を犠牲にするほど結束感の高い組織だ
ったのかな。寄せ集めって感じもしたけど。

特命係の入り口のプレートが割れている点が毎回気になって
いたがこれで納得かな。
しかし最終話で犯人捜しが展開されるみたいだけど、右京は
負傷しているので機動力を潰されている状況の中、どの様に
物語に関わってくるのかな。

杉下右京 - 水谷豊
亀山薫 - 寺脇康文 (警視庁の運転免許試験場)
奥寺美和子 - 鈴木砂羽 (帝都新聞社会部記者)
宮部たまき - 高樹沙耶 (小料理屋"花の里"。元右京の妻)

伊丹憲一 - 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
三浦 信輔 - 大谷亮介 (警視庁刑事部捜査第一課員)
米沢 守 - 六角精児 (鑑識課)
角田 六郎 - 山西惇 (組織犯罪対策部)
内村 完爾 - 片桐竜次 (警視長)
中園照生 - 小野了 (警視正)
小野田 公顕 - 岸部一徳 (警察庁/警視監)
西肇 - 六角慎司 (捜査第二課員)

大木長十郎 - 志水正義
小松真琴 - 久保田龍吉

石嶺小五郎 - 森本レオ
越水 - 石橋祐
桜井 - 金井茂

山中康司、久富推晴、藤岡大樹、北村隆幸、長沢一樹
徳井広基、問田憲輔、遠藤直樹、佐野元哉、川倉正一
影山英俊、遠藤たつお、高尾一生

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system