ケイタイ刑事 銭形愛 (BS-i / 2002年10月6日から2003年3月30日) 監督：平野俊一

第1話 消えた死体の謎 ?トップモデル殺人事件?
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17歳である銭形愛は、青葉台学園に通う女子高生でありながら
警視庁の警視正。しかし刑事であることは誰も知らない。

放課後、愛はアイルバイトの為に急いで自転車を走らせ、
ピザ屋にいく。店長から3時までに雑誌NANAで有名なモデル・
原田佳奈の元に届けるよう指示される。
急いでピザを配達するが、肝心の原田家にはチャイムを鳴らし
ても誰も出てこない。入り口のドアを開けてみると、鍵がかか
っておらず、中からチェーンのロックだけがしてあった。
なんと中で女性がドアにもたれかかるようにして倒れてきたの
である。しかも血の付いたナイフが落ちていた事から、殺害
されたのだと感じる。

すぐに近くにいた警察官に知らせに行く。
たまたまその警察官と共に居た刑事の五代潤にも殺人事件が
有ったことが伝わり一緒にマンションにいく。
マンションに付いたのは午後3時5分。マンションには原田の
友人でありモデルである皆川悦子が来ていて、今にもドアを
開けようとしていた。それを止めて中にはいるが、なんと
遺体が有ったはずが全く無くなっていたのである。
部屋を隅々まで調べていくと、悦子がベッドの下にある血痕
付きのナイフを発見したことから、殺人事件として捜査を開始
する。

話を聞くと、原田は一ヶ月前からストーカーに追われて怯えて
いたというが・・・
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ケイタイ刑事・銭形シリーズの一作目の一話。
(新)女優登竜門デビューシリーズの第二話として再放送され
たもの。

トリックとしては単純なもので遺体が動くもの。
僅か5分の間に、港区の白金台から一時間も遠い八王子の雑木
林で遺体が移動し見つかったことから、共犯者の線も疑われて
いく。

オジいちゃんの名にかけてとか、銭形平次の様なヨーヨーの
様な武器を使って犯人を捕まえていく所など、何処かで見た
事のあるような演出のオンパレードだが、ドラマとしては
アイドルものでありながらも至って色物としての描き方を
していない事もあってなかなか面白い。

靴を履いている事、更に詳細な死亡時刻が午後2時だと判明
する事で、上手く時間軸をいじった殺人である事を見抜いて
行く辺り面白く出来ていたと思う。