恋ノチカラ
Power of Love (2002年1月期)

脚本/相沢友子
演出/若松節朗(1,2,5,7,11話)、村上正典(3,4,6,8,10話)
村谷嘉則(9)

http://wwwz.fujitv.co.jp/jp/b_hp/power/


第8話 急展開!?元カレ突然の帰国!!


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楠木文具から新たな依頼が舞い込む。創立記念の会社案内制作
という事で楠木文具の件で当初から付き合いを行っている籐子
が仕事を受け持つべきだと貫井は彼女を指名する。
そんな中、春菜から電話が鳴り、兄・勇祐がミラノから一時
帰国するという事を聞き、籐子は元彼に別れて悔しかったと
思わせようとしてダイエットに励む。
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冒頭から貫井の様子がおかしかった。
籐子に対して仕事を一任させてみたと思えば、彼女の彼氏である
勇祐を見たときの貫井の態度。
毎回のように春菜の前に出た途端、貫井が籐子と如何にも仲が
よい事を示すために、悪態を付く場面が出てくるけど、それに
輪を掛けて悪態を付いていた。今の彼氏が目の前にいて
あそこまで籐子に恥をかかせるような行動に出るだろうか。

さてドラマとしてやりたい事はよく分かる。
今の籐子にとって貫井企画の存在がどんなものなのかを描いた
形だ。
プロポーズという現実に対して過去の貫井とのエピソードが
走馬燈のように思い出される所が今の彼女の生き甲斐を象徴
していると思う。

ただ今の彼女の現実と、突きつけられる結婚の二文字を見比べ
て見た場合、結婚の条件が良すぎて、断ることがちょっと
愚かな行動にしか見えないところが残念。

既に両親とは公認の仲で一緒になる事を歓迎してくれている。
更に妹・春菜との関係も申し分ないわけだし、仕事に関しても
一段落付いた状況の中で、これ以上人生に何を望むのかという
感じだ。
自ら幸せを逃している現実と30代だと悲観している彼女の姿に
何処か不自然で滑稽さが見えてくる。

貫井は最後に言葉を投げかける。自分の人生なのだから好きな
様に生きれば良いと。過去に後悔する人間の話に言及していた
が、これは明らかに過去の彼女の境遇とは違うのではないか。

本宮籐子(30) - 深津絵里
貫井功太郎(35) - 堤真一
倉持春菜(23) - 矢田亜希子
木村壮吾(25) - 坂口憲二
寺石香里(28) - 久我陽子
須田真季(30) - 猫背椿
長谷川郁子(21) - 菅原禄弥
楠木賢明(60) - 志賀廣太郎
吉武宣夫(40) - 西村雅彦

倉持賢 - 児玉清
倉持澄子 - 木野花
倉持勇祐 - 谷原章介

大沢恵介

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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