ブラックジャックによろしく
(2003年・4月期/TBS)

脚本/後藤法子
演出/平野俊一・三城真一・山室大輔
プロデュース/伊與田英徳

http://www.tbs.co.jp/bj4649/


第9話 弟の命名


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弟くんは生きている。オペすれば元気になる。
しかし助かったとしても親子になれない親と子はどちらも不幸
だ。
英二郎は何とか高砂に訴えるものの、"もう言うな終わった"
として突き返される。
落ち込む英二郎のアパートに出久根とカオリがやってきて元気
告げるために飲もうという。暗い顔をしている英二郎にカオリ
は難しいことを考える前に医者としての仕事をしろと告げる。
それを機会に英二郎は誰もしないのならばオペは僕がやると
して独学で手術の練習を始める。
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最後はどうなる事かと思いハラハラドキドキさせられる展開
だった。英二郎の言う事は正論だけど、彼の言動によって
高砂先生まで巻き込んでしまい、正直英二郎の存在が実に
微妙に思えた。
あんなに苦しんでいる両親にはもう何も言えないとする高砂
の気持ちの方がより感情移入できたな。

結局英二郎はカオリに操られるだけ操られて、責任の全ては
高砂が背負うという展開。勿論高砂には元々英二郎のような
熱血漢が有り、それを呼び起こさせたのは英二郎って事に
なるんだけどね。

しかしこんな形で手術拒否が出来るとは思わなかった。
障害児だと分かって意図的に回避できるもんなんだね。
秀勝にしてみれば子供の事を思っての行動かも知れないが、
実は自分が育てる自信がなかったり、世間体を気にしている
辺りの描写がもっと有るとリアルだったと思う。

離婚して妻が手術にokを出さなかったらどういう事になった
のだろうね。

しかし最後に秀勝が来たときには感動した。人間も捨てたもん
じゃないなという気にさせられた。

斉藤 英二郎(妻夫木聡)永禄大学卒の研修医
皆川 由紀子(国仲涼子)新生児集中治療室(NICU)の看護師
赤城 カオリ(鈴木京香)手術部勤務の看護師
出久根 邦弥(加藤浩次)斉藤の同期。5浪の末合格
牛田 克雄(杉本哲太)誠同病院の勤務医
宗形 正臣(松尾政寿)開業医の息子
椿 理沙子(綾瀬はるか)看護師
田中 恵美(今井陽子)

春日部 一郎(伊東四朗)永禄大学医学部第一外科の教授
金子 明子(泉ピン子)遺族
白鳥 貴久(三浦友和)斉藤の第一外科の指導医
服部 脩(緒形拳)天生会誠同病院・院長

久米 憲一(甲本雅裕)斉藤の第一内科(循環器科)の指導医
川上 寛(浅野和之)外科医
宮村 和男(ガッツ石松)酒屋を経営
斉藤 トモ子(浅茅陽子)英二郎の母親
藤井 義也(石橋凌)心臓外科医の教授
北 三郎(原田芳雄)南林間病院の心臓外科医
鳥 一郎 (神保悟志)北の後任の心臓外科医

高砂 春夫(笑福亭鶴瓶)新生児集中治療室(NICU)の医師
田辺 秀勝(吉田栄作)弁護士
田辺 佳子(横山めぐみ)双子の子供を出産
大久保 (中丸新将) 小児外科医

安富 良之(鹿賀丈史)小児科医
内海 まどか(伊東美咲)
児玉 典子(藤谷美紀)膵臓がんの患者
庄司 直樹(阿部寛)斉藤の指導医
宇佐美 孝志(石橋貴明)第四外科の医師
辻本 良江(薬師丸ひろ子)膵臓がん
辻本 正志(梨本謙次郎)良江の夫
川渕 清司(古谷一行)第四外科の教授

武田大和

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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