きみはペット

脚本/大森美香
出演/小雪、松本潤、田辺誠一、鈴木紗理奈、酒井若菜
瑛太、上原美佐、石原さとみ、乙葉、山咲トオル
山下真司、渡辺いっけい、長塚京三、光石研、佐藤隆太
マギー

http://www.tbs.co.jp/kimipe/

第7話 おうちにかえろう

モモが喧嘩をして出て行った。ペット癖に生意気で初めて
反抗してきたというスミレは、友人のユリに相談しに行く。
そのまま泊めてくれるようユリに頼むのだが、返ってきた
答えは同情ではなく、スミレの行動に対して非難する言葉
だった。

外郭から二人が再び元の鞘に戻ることを後押しするような話し
だった。

前半は殆どスミレに対する非難が一斉に彼女自身に向けられる
様な形で進行する。
一人の人間をペット扱いする事への非難。
それに対してペットであるモモ自身の心情を同時に描いた話し
でもある。

人権は無かったが人間以上に必要としてくれた。

モモの言葉の背景には両親が仲違いしている現実があり、
これまで踊りを続けていた理由も描かれ、踊りで認められれば
両親がまた仲良くしてくれると思っていたとするモモの
心寂しい部分があるのだろう。

現在の彼が中途半端な立ち位置にいる原因もこの中に集約されて
いる。

スミレの誕生日が迫っていることは、モモがスミレの元に
戻るにはピッタリのシチュエーションが用意されている格好だ。

どんな形で戻るかと思えば、なんてことはないアパートの隅で
寂しそうに佇んでいるモモの姿をスミレが見つける事だった。
誕生日のプレゼントの為だけに出てきた橋本真也という感じ
だが、小雪が演じる役柄はプロレスが好きという設定が多いね。

最後はペットから一人の男性に昇格するかというモモの
決意表明が見られた。腹黒い福島詩織がモモの元を訪れている
シーンが挿入されたが、彼女が後押ししなくてもモモはその
機会を立派に伺っている。ペットが一人の男性として昇格すると
男女の関係が生臭くなってしまうのではないかと一抹の不安が
有るが、取りあえず次回に期待してみる。

guest
夏木マリ、千うらら、佐藤康恵、橋本真也、加藤知宏
嶺乗宗、保科光志、佳本周也

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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