大奥 (2003年度版)

http://www.fujitv.co.jp/oh-oku2003/index2.html


第3話 江戸城燃ゆ


脚本/浅野妙子 (1)(2)(3)
出演/菅野美穂、浅野ゆう子、池脇千鶴、安達祐実、原田龍二
高橋弘志 、北村一輝、葛山信吾、岡田義徳、木村多江
鷲尾真知子、山口香緒里、久保田磨希、小松みゆき、片桐華子
栗田よう子、水川あさみ、岡まゆみ、山口馬木也、松尾れい子
佐藤友紀、窪田弘和、五王四郎、本田博太郎、田窪一世
山崎銀之丞、木下ほうか、山田スミ子、紅萬子、山田明郷
青野敏行、森下哲夫、岸田今日子、野際陽子、上田こずえ
峰蘭太郎、佐藤綾

将軍家定(北村一輝)の御台所である篤子(菅野美穂)は、
家定との夜伽のさなかに激しいひきつけを起こし、医者が
呼ばれる。まる(池脇千鶴)は、篤子を憎む大奥総取締の瀧山
(浅野ゆう子)が、食事に毒を入れたためだと思う。

御典医の堀田良庵や将軍家定など、瀧山の息の掛からない所は
無いのかと絶望させられる展開と同時にまるという少数ながら
も仲間のいる事の頼もしさを描いた話しだった。

毒を巡る話しの顛末が早くも解決に向かう。
瀧山の事を信用できない篤子が食事の件を全てまるに託した
為の物。まるが毒入りの粉末を見つけ、それを篤子に報告。
それを仲居頭の葛岡や瀧山に突きつけた時はどうなることかと
思ったが、毒は人を殺傷させるものというよりも、子供を産ま
せなくする為の物だと分かる。
まるの調査の甲斐もなく、瀧山が全て語ってしまう所は
意外な程あっさりとしていて、逆に虚を突かれる展開。

藩主の島津斉彬の計略は空しく、次期将軍は水戸の一橋慶喜
に非ず、大老の井伊直弼が画策して紀州の徳川慶福に決まった
様だ。

将軍家定が毒の事情を知っていたのも驚きなのだが、島津斉彬
が知っているくらいだから公然のものだったのかもしれない。

家定と庭園で語り合う篤子。
政治の道具にされるのは自分一人で十分だという家定は、
悪人ではなかった事が判明。寧ろ自分もどうすることも出来ない
運命に翻弄させられて事を知っている辺りがなんともいえないね。

江戸城内で火事が発生。
篤子は生きる気力を失っているのか。
その割りには着飾っている訳だが、最後だと踏んで着替えた
のだろうか。
最後に美味しいところで克顕登場。
江戸城とはそんなに簡単に出入りできるところなのか?

guest
窪田弘和、柴田善行、井之上淳、河本タダオ、岡田友孝
川上真人、司裕介、藤枝政巳、鈴川法子、高野由味子
井上紀子、高橋静香、山本容子

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system