大奥 (2003年度版)

http://www.fujitv.co.jp/oh-oku2003/index2.html


第4話 将軍死す


脚本/浅野妙子 (1)(2)(3)(4)
出演/菅野美穂、浅野ゆう子、池脇千鶴、安達祐実、原田龍二
高橋弘志 、北村一輝、葛山信吾、岡田義徳、木村多江
鷲尾真知子、山口香緒里、久保田磨希、小松みゆき、片桐華子
栗田よう子、水川あさみ、岡まゆみ、山口馬木也、松尾れい子
佐藤友紀、窪田弘和、五王四郎、本田博太郎、田窪一世
山崎銀之丞、木下ほうか、山田スミ子、紅萬子、山田明郷
青野敏行、森下哲夫、岸田今日子、野際陽子、上田こずえ
峰蘭太郎、佐藤綾

大奥の火事。燃え盛る炎の中で、篤子(菅野美穂)と東郷克顕
(原田龍二)が向かい会った。普請を担当している薩摩藩士に
よる放火だと東郷は言う。その混乱に乗じて篤子を救い出そう
という狙いだが、尊王攘夷の志士を弾圧する幕府への抗議の
焼き討ちの意味もあった。
 それを聞いた篤子は、自分が政治に利用された気がした。
また、女ばかりの場所に火を放ったこともおかしいと思った。
それを言うと克顕は、「おはんを救うためじゃ。こげな牢屋で
朽ちさせられない」と言った。しかし篤子は素直に克顕について
行けない。何かが篤子の中で変わっていた。幕府の警備の武士が
駆けつけてきた。「また助けに来る」と言って克顕は去った。

混乱に乗じて逃げ出すことも可能な状況の中、少しずつ心境
に変化の訪れる篤子の姿を描いた。

彼女がそんな心境に陥った一つの要因として、将軍・家定の
存在がある。悲しき定めを知りつつも宿命を全うする姿、
なんとか暗闇に光を灯そうとして生きている様。

彼が瀧山に一目置いている理由は彼の姿を見て怖がらなかった
からだという。外見には多少の違和感はあっても、中身は
しっかりとした心を持っている。

また御台所付きとなるまるも篤子と同様に、大奥に執着する
女性の一人だ。
彼女がここに居続ける理由の一つはやはり篤子の存在だろう。
彼女の何に惹かれたのか。

家定が亡くなり、どのような政情になり、城内もどう変化して
いくのか。
篤子は天璋院という位になったみたいだが、発言力などは
維持できるのだろうか。

guest
窪田弘和、井之上淳、河本タダオ、岡田友孝、岡田和範
西山清孝、藤枝政巳、鈴川法子、高野由味子、井上紀子
高橋静香

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