大奥 (2003年度版)

http://www.fujitv.co.jp/oh-oku2003/index2.html


第5話 京から来た姫君


脚本/浅野妙子 (1)(2)(3)(4)(5)
出演/菅野美穂、浅野ゆう子、池脇千鶴、安達祐実、原田龍二
高橋弘志 、北村一輝、葛山信吾、岡田義徳、木村多江
鷲尾真知子、山口香緒里、久保田磨希、小松みゆき、片桐華子
栗田よう子、水川あさみ、岡まゆみ、山口馬木也、松尾れい子
佐藤友紀、窪田弘和、五王四郎、本田博太郎、田窪一世
山崎銀之丞、木下ほうか、山田スミ子、紅萬子、山田明郷
青野敏行、森下哲夫、岸田今日子、野際陽子、上田こずえ
峰蘭太郎、佐藤綾

将軍家定の死で、篤子(菅野美穂)は髪を切って天璋院となり、
喪に服した。大奥に残る決意をしていたまる(池脇千鶴)は、
中臈に昇格して女中たちを取り仕切る立場になった。
 新将軍・家茂(葛山信吾)と天皇の皇女・和宮(安達祐実)
の結婚話が進み、大奥に嵐が近づいていた。諸外国との条約
調印問題などで対立が深刻化した朝廷と幕府を融和させる政略
結婚。最初は渋った和宮も、家茂の生母・実成院(野際陽子)
の使者として京に上った初島(木村多江)が持参した、家茂の
姿を描いた絵巻物を見て結婚を承知した。公家の社会に退屈
していた和宮が、東国での新しい生活に夢を持ったこともある。
 和宮は降嫁に当たり、毎年一回京に里帰りする、大奥でも
身の回りは京風にするなど五ケ条の条件をつけた。実成院は
大奥の新しい権力者で、昼から宴会を開いている。気位が高く、
和宮が条件をつけたことに激怒したが、なぜか受け入れた。
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公家対武家の鍔迫り合い。

御所での暮らしが退屈である事と絵巻物の絵に映る家茂の姿を
見て関東へ嫁ぎに行く事を決定してしまった和宮。

第2部の初回故に、仕来りの違いが明るみに出る話だった。

和宮は天皇の皇女故にプライドが高く、言葉遣いや立ち振る
舞いを見て実成院は激怒。実成院宛てに送った手紙の宛名に
"様"が付いていなかっただけで、闘志を燃やす結果となる。

2000年以上続く天皇家と200年足らずの徳川家という歴史の
違いも武家が公家にあしらわれる格好だ。

ただ郷に入れては郷に従えとの言葉通り、和宮が城に馴染もう
としている事は明らか。初めて将軍・家茂にもらったプレゼ
ントだとして鳥(初音)を大事にしていたりする可愛らしい一面
も見られるが、やっぱり気に入らないのは実成院だ。

当の本人である家茂と和宮は仲良くしているのに、母親が
嫁と姑のように厳しく接してくるのだから悲しいところ。

しかもおそのの存在が不気味だ。
何で公家に敵意むき出しなんだろうか。

和宮の世話を任された初島が好き勝手されている事に対して
瀧山と比較されている所が可愛そうだ。
有る意味実成院が瀧山の役回りをしている感じだけどね。

guest
藤沢徹夫、上田こずえ、石井亜可里、藤枝政巳、新村あゆみ
山本容子、平井三智栄

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