大奥 (2003年度版)

http://www.fujitv.co.jp/oh-oku2003/index2.html


第6話 嵐の予感


脚本/浅野妙子 (1)(2)(3)(4)(5)(6)
出演/菅野美穂、浅野ゆう子、池脇千鶴、安達祐実、原田龍二
高橋弘志 、北村一輝、葛山信吾、岡田義徳、木村多江
鷲尾真知子、山口香緒里、久保田磨希、小松みゆき、片桐華子
栗田よう子、水川あさみ、岡まゆみ、山口馬木也、松尾れい子
佐藤友紀、窪田弘和、五王四郎、本田博太郎、田窪一世
山崎銀之丞、木下ほうか、山田スミ子、紅萬子、山田明郷
青野敏行、森下哲夫、岸田今日子、野際陽子、上田こずえ
峰蘭太郎、佐藤綾

大奥の御鈴廊下から、将軍家茂(葛山信吾)の居所に向かおう
とした和宮(安達祐実)を、手に簪を持ったおその(水川あさみ)
が襲おうとする。口元には和宮が大事にしていた小鳥の羽が
ついている。おそのは狂っていた。追いついたまる(池脇千鶴)
と初島(木村多江)がおそのを取り押さえた。
 実成院(野際陽子)はただの気鬱の病の女だと言うが、和宮は
おそのが何者で、なぜ自分を襲うとしたのかを知りたかった。
和宮は翌朝の儀式の時に事件のことを話題にするが、家茂は
答えなかった。

大奥はもう少し女性同士の争いが激しいものかと思えば、
実はイジメに耐え抜くドラマとなっている感じ。それはまるで
昼ドラみたいだね。鳥の羽を口元に付けるおそのの姿を見た
時昼ドラであることを確信した。

1話から4話では将軍・家定の下で、瀧山と篤子の争いだったが、
5話からは将軍・家茂の下で実成院と和宮が争っている。

どちらも共通するのは御台所とはいえ発言権は有ったとしても
決定権は皆無である点か。

おそのの処遇を巡り意見の相違が表れる。
精神的に参っている彼女を里に帰してあげたい和宮と、あくまで
仕来り通り、留まらせようとする実成院に対立。
埒があかないとみるや将軍を頼りにしようとするも、政治的な
忙しさから奥内の事には関心も示さない将軍の姿が見られた。

時代背景など全く知らずに見ていたのだが、大政奉還まで残り
6年。幕府がこれだけ無駄なことに浪費している所を見ると
まさに時代遅れも甚だしく、徳川が凋落したのもなんとなく
分かる気がする。

毎回のように吹き矢で側室を選ぼうする実成院の前に瀧山が
表時はとても辺りが凍り付き、展開としても締まりをみせた。
一瞬和宮に味方するのではないかと思ったが、仕来りという
面ではこの人もまた厳しい一面を見せるので、単純に味方する
という意味では難しいのかも知れない。ただ実成院の凋落ぶり
を見ると何処かで和宮の味方になりそうな感じだね。

guest
笹本俊志、上田こずえ、石井亜可里、藤枝政巳、北村明男
松永吉訓、鈴川法子、高野由味子、山本容子、平井三智栄

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