大奥 (2003年度版)

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第10話 上様ご出陣


脚本/浅野妙子 (1)(2)(3)(4)(5)(6)(8)(10)、十川誠志(7)(9)
出演/菅野美穂、浅野ゆう子、池脇千鶴、安達祐実、原田龍二
高橋弘志 、北村一輝、葛山信吾、岡田義徳、木村多江
鷲尾真知子、山口香緒里、久保田磨希、小松みゆき、片桐華子
栗田よう子、水川あさみ、岡まゆみ、山口馬木也、松尾れい子
佐藤友紀、窪田弘和、五王四郎、本田博太郎、田窪一世
山崎銀之丞、木下ほうか、山田スミ子、紅萬子、山田明郷
青野敏行、森下哲夫、岸田今日子、野際陽子、上田こずえ
峰蘭太郎、佐藤綾

倒幕の動きが強まった。急先鋒は長州藩である。幕府内では、
将軍・家茂(葛山信吾)が陣頭に立って長州征伐を行うべき
だという声が強い。実成院(野際陽子)は、家茂が病弱なこと
を理由に猛反対し、瀧山(浅野ゆう子)は、出陣は将軍の役目
だと主張。二人の対立は更に深くなった。 家茂は、自分の命
は幕府に捧げると、出陣を決意していた。和宮(安達祐実)
にはそれが切ない。西洋式の武器が使われた幕末でも、将軍の
軍装だけは戦国時代の甲冑姿で、夏などは身につけるだけで
命を削るものだった。

いよいよ戦場へ将軍自らが出陣。
大奥の実成院と瀧山との間で、家茂を出陣させるべきかで
葛藤するが、こういうのって大奥に権限が及ぶ部分が有るの
だろうか?

瀧山の言うことに部があるが、瀧山が大奥取締りの身である
にも係わらず柳丈と気を寄せる事実が発覚し、立場が逆転する。
柳丈が城に来なければ発覚しない事実だったのだけどね。
そこら辺はドラマらしい演出なのかもしれない。

家茂自身も自らは幕府に身を捧げている事を認識し、和宮に
武士の妻ならば夫の不慮の死にいつでも対処できるように
しておけと言われ、その決意が別の方向に向かう。
忘れ形見として家茂の子を持ちたいとして、夜伽の役の女性
をあてがう。しかしそれを断り戦地に行くその日まで和宮と
なるべく一緒に居る所など、とても微笑ましい。勿論その後
訪れる悲劇の前の一時の安息って感じだけどね。

まるは戦地でしんちゃんが亡くなる夢を連日見るようになる。
和宮がその事に気がついてまるに声をかける。
亡くなることは明らかだと思っていたが、意外にも戻ってきた
事を告げる文。
逆に将軍が亡くなるが、敵に討たれたのではなく、病気で
亡くなるというのがこの将軍らしい末路か。

しかしまるが見た予知夢は、この戦の事ではなく、次の将軍
慶喜の戦だったという所が寂しいね。
でもなんでまた危険な地に赴こうとしたのだろうね。

guest
矢野義章、鈴川法子、高野由味子、山本容子、大野風花
井上紀子

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