ヤンキー母校に帰る
2003年 TBS

脚本/飯野陽子(1)、いずみ吉紘

http://www.tbs.co.jp/yankee/


第4話 2003年10月31日 死ぬな!!


なな恵が行方不明になり職員室の教師達の動きも慌ただしく
なる。それを敏感に察知した生徒達は、彼女に対してやりすぎ
たのではないかと心配する。もしも死んでしまったら取り返し
が付かない。そう考える生徒達の声に、あかねは発言する。
死んだら死んだで清々するという。
職員室では札幌に住むなな恵の両親とコンタクトを取ろうと
するが全く連絡が付かない。なな恵の両親は共に教育者として
立派な人物でも有るが、娘のこと、家庭のことに関しては
上手く行っておらず、それはなな恵の今を見ても明らかだった。
吉森達はなな恵の実家へと足を運ぶ。
そして住居に侵入し、なな恵が居ないのかを探し始める。
部屋は予想以上に荒れており、なな恵の帰りを歓迎している
様には見えなかった。玄関に靴があるのを見た吉森達は、
ここになな恵が居ることを確信。探していると、リストカット
し薬を飲んで倒れているなな恵を発見する。

いじめに関するテーマで描かれた話し。

ここにはイジメの被害者・加害者も多く集まると言うことで、
一番敏感なハズなのに、繰り返してしまう現実がある。
特に今回は萩原敬輔と貴船千晴がその体験談を語ることで
いじめが如何に辛く酷い行為なのかを訴えた。

こんな時にもおちゃらけている嶋田哲希とか、非常に腹が
立つ生徒が多い訳で、こういうことでしか自分を表現できない
人たちが可愛そうに映る。

何と言っても今回はイジメを主導した常本あかねと吉森が
ガチンコで対峙するシーンが凄かった。

イジメと闘おうと思えばいつでも出来る。生徒達は本気で
ぶつかっておらず、何かあったら世間のせいにすれば良いと
思っているという吉森のセリフは自らの経験から出た言葉
なのだろうか。

説教されても綺麗事だとしたり、死んだもの勝ちだと告げる
常本あかねには殺意を覚えるが、ここまで捻くれた原因は
何なのだろうね。

岩崎への思いを上手く利用し、吉森は岩崎の命がかけがいの
ないものだと思うならば、その重さと同じだけ自分や周りの
ものの命を大切にしろと言う。

彼女に上手く心情を吐露させ、これまでの彼女の態度を頭ごなし
に否定するのではなく、寧ろその行為が岩崎に対する祈りなら
ば、そのまま楯突いていろという。変わりに仲間を信じる事を
約束させた。

キャスト
吉森真也 - 竹野内豊 3-Cの副担任・社会科担当。
屋敷哲治 - 相葉雅紀 (嵐) 3-Dの副担任・国語教師
伊賀上直樹 - 平泉成 英語教諭。
猿渡誠 - 温水洋一 3-Dの担任・理科教諭。
加賀千秋 - 氏家恵 3-Aの担任・体育教諭
安藤由紀子 - 余貴美子 3-Bの担任・数学教諭。
岩崎達 - 原田芳雄 3-Cの担任・社会科教諭。
古賀なな恵 - SAYAKA
奥村和人 - 永井大
氏家徹 - 市原隼人
遠田ユキ - 市川由衣
千葉健太郎 - 忍成修吾
作田久美子 - 大塚ちひろ
嶋田哲希 - 石垣佑磨
常本あかね - 加藤夏希 いじめっ子
二戸秀雄 - 速水もこみち
村瀬元哉 - 小池徹平
鳥居わかな - 邑野未亜
大日向順一 - 柄本佑 睡眠障害
金井志穂 - 篠原涼子 学生寮の寮母の娘。
金井小夜子 - 市毛良枝 下宿のおばさん
小野寺隆 - ガッツ石松 酪農家
金井双葉 - 松尾瑠璃
- 木野花

3年C組生徒
伴正則 - 湯山大一郎
佐藤保 - 舛岡嶺
手塚真弓 - 松下萌子
井口大 - 三上大和
小暮太一 - 渡辺卓
末広礼二 - 星大雄
澤田ミカ - 高瀬友規奈
山口楓 - 伊藤梨恵
六条高志 - 長谷拓也
菊池愛 - 三村恭代
緒方薫 - 青木紗知歩
相川浩実 - 宮田大三
貴船千晴 - 小高早紀
鬼塚誠 - 池山孝明
橋爪信彦 - シンスケ
大竹修司 - 上吉原陽
阿部優夏 - 竹村愛美
北村慎吾 - 伊藤隆大
毛利美鈴 - 村田玲菜
萩原敬輔 - 植田健
東海林稔 - 宮崎将
八十島彰 - 村瀬純平
久米貴明 - 徳山秀典
向井宏之 - 日高圭智
渡辺桃子 - 住吉玲奈

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