ヤンキー母校に帰る 2003年 TBS 脚本／飯野陽子(1)~(4)(6)、いずみ吉紘 (5) http://www.tbs.co.jp/yankee/

第6話 2003年11月14日 謹慎処分

寮・下宿管理人の集まりが催される。
学校の先生も参加し、生徒達の生活態度について話し合う。
今回議題に上がるのは生徒達の喫煙について。
中には20歳を越えた生徒達もいるのでその扱いは難しく、
校則では20歳を越えてもそれを認めないとされていたが、
日本の憲法では成年の喫煙を権利として認めているため、
実に厄介な問題として存在している。
吉森はどんな方法で辞めさせるのか尋ねる安藤先生。
俺ならば親のスネをかじっている分際で喫煙など早いと
ぶん殴るという。屋敷は強い態度で挑むと言うが、どうして
タバコがダメなのか生徒達に食い下がられると誰もハッキリ
とした答えを出せずにいた。吉森もタバコ一本程度の問題で
ルールを守ることの大切さを知らしめるのは難しいのでは
無いかと懐疑的な立場を取る。
そんな中下宿先の食堂で、氏家徹、奥村和人、二戸秀雄の3人
が喫煙している所を目撃され、問題に発展する。

煙草一本を吸う吸わないで喫煙者にどうやってルールの大切
さを伝えるのか。
有る意味ドラマとして興味深いモノがあった。
健康に害と言っても聞く年頃では無いだろうし、先生の説教
が余程心に響かないと止めるのは難しいだろうなと思って
見ていた。

ドラマでは先生が教え伝えるものではなく、展開の流れの中で
生徒達自らがルールの大切さを掴んでいくモノだった。

奥村和人は赤ちゃんの洋服を購入して送るが受け取り拒否
されてストレスが溜まり喫煙に走る。
ルール一つ守れない奴が卒業など出来るのかと言われて、
ようやく気がつく。しかも卒業が全てのゴールではなく、
寧ろそつぎょうもした後が勝負であるという所まで悟った
当たりは随分と成長した感じだ。

二戸秀雄は彼女である鳥居わかなが二股をかけていたことを
知りむしゃくしゃして煙草を吸うことになる。
喫煙により謹慎処分を言い渡された生徒は、北海道まで親を
呼んで三者面談をしなければならない。実家のパブの経営難
を知り、煙草一本吸っただけで、北海道までの往復運賃10万円
を無駄にしたことを悟る。

氏家徹は余市での生活に娯楽的要素がないため、何気なく
吸ってしまった役柄だが、その事を機会に両親が再び喧嘩し
母親が飛び出してしまったことをしって反省する。
子供のことを全く見ておらず、自分たちのことしか考えて
いない両親を許せないという役柄だが、母親とは良い関係が
築けそうな感じ。

最後に先生達も反省し、何故煙草がいけないのかを悟るところ
は良くできていたと思う。

キャスト
吉森真也 - 竹野内豊 3-Cの副担任・社会科担当。
屋敷哲治 - 相葉雅紀 (嵐) 3-Dの副担任・国語教師
伊賀上直樹 - 平泉成 英語教諭。
猿渡誠 - 温水洋一 3-Dの担任・理科教諭。
加賀千秋 - 氏家恵 3-Aの担任・体育教諭
安藤由紀子 - 余貴美子 3-Bの担任・数学教諭。
岩崎達 - 原田芳雄 3-Cの担任・社会科教諭。
古賀なな恵 - SAYAKA
奥村和人 - 永井大
氏家徹 - 市原隼人
遠田ユキ - 市川由衣
千葉健太郎 - 忍成修吾
作田久美子 - 大塚ちひろ
嶋田哲希 - 石垣佑磨
常本あかね - 加藤夏希 いじめっ子
二戸秀雄 - 速水もこみち
村瀬元哉 - 小池徹平
鳥居わかな - 邑野未亜
大日向順一 - 柄本佑 睡眠障害
金井志穂 - 篠原涼子 学生寮の寮母の娘。
金井小夜子 - 市毛良枝 下宿のおばさん
小野寺隆 - ガッツ石松 酪農家
金井双葉 - 松尾瑠璃
- 木野花

3年C組生徒
伴正則 - 湯山大一郎
佐藤保 - 舛岡嶺
手塚真弓 - 松下萌子
井口大 - 三上大和
小暮太一 - 渡辺卓
末広礼二 - 星大雄
澤田ミカ - 高瀬友規奈
山口楓 - 伊藤梨恵
六条高志 - 長谷拓也
菊池愛 - 三村恭代
緒方薫 - 青木紗知歩
相川浩実 - 宮田大三
貴船千晴 - 小高早紀
鬼塚誠 - 池山孝明
橋爪信彦 - シンスケ
大竹修司 - 上吉原陽
阿部優夏 - 竹村愛美
北村慎吾 - 伊藤隆大
毛利美鈴 - 村田玲菜
萩原敬輔 - 植田健
東海林稔 - 宮崎将
八十島彰 - 村瀬純平
久米貴明 - 徳山秀典
向井宏之 - 日高圭智
渡辺桃子 - 住吉玲奈

guest
--- - 水沢アキ (二戸秀雄の母親)
橋本亜紀 - 西山繭子 (奥村和人の元妻)

柳田香里、早川亜友子、近田慎太郎

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