エースをねらえ!
(2004年1月期・木曜・テレビ朝子)

脚本/瀧川晃代
演出/六車俊治
プロデューサー/三輪祐見子、森安彩

http://www.tv-asahi.co.jp/ace/


第1話 鬼だ…鬼コーチだ

--------------------------------------------------------
西高に通い始める岡ひろみは入学式の日にテニス場で“お蝶夫
人”こと竜崎麗香のプレイに魅せられ、テニス部に入部。
練習中、麗香と目が合うだけでドキドキしているひろみ。
ある時彼女が近づいてきて、靴ひもが外れていること、そして
ラケットのガットの張り替えを行った方が良いと言われ、早速
練習後にスポーツ店へと向かう。途中ぶつかった無愛想な男性
と気になる。その男性がバスの中にも居て、背後から忍び寄る
姿に思わず痴漢と間違えてしまう。
翌日にもその男性がテニス場に現れた。彼は自らを新しく就任
したテニスコーチの宗方仁と名乗り、早速もの凄い練習を科す。
そして一人一人にサーブを打ちレベルのチェックを行う。
--------------------------------------------------------

人気漫画の実写化。

ドラマとしてはテニスでの高校デビューを果たした岡ひろみが
突然就任したコーチの宗方仁より、西高の代表選手5人の中に
加えられる。ボールをまともに打ち返すことが出来ない彼女の
事を何故選んだのかといった第一話。

今のところ才能の欠片も見せていないド素人のひろみ。
テニスの描写はほぼCGで描かれているので問題はない。
最近のCG技術力の高さに驚かされるばかり。

上戸さんのドラマは、はっちゃけるような役どころが多く、
それを見るとゲンナリする訳だが、このドラマは意外と等身大
の女子高生の姿を描いていて、好感度が持てる作り。
親友の愛川牧と下校の時に"肉まん"を食べるのが習慣になる
辺りは如何にもな描写だが、全体的な演出は抑えめな所は
なかなか良い感じ。

ひろみの唯一の見せ場は乳母車を飛び越えた脚力だったが、
あの足の細さを見ると特別なモノに見えないところが難点。

女性陣の嫉妬心を表すシーンの数々。
ひろみがレギュラーの5人に選ばれた途端に、ハズされた音羽
京子は納得がいかずに敵意むき出しで勝負を挑んでくるし、
ひろみと同じ一年生も、先輩の顔色を伺うためのものなのか、
ラケットを破壊したり、靴に画鋲を仕込んだりと、彼女に辛い
仕打ちをしてくる。そんなイジメにも負けず明るいひろみが
テニスに打ち込んでいく様子がさらりと描かれる。

お蝶夫人、麗香が嫌みのないキャラクターに描かれているとこ
ろも好感大。ひろみに古いラケットをくれたり、声を掛けて
くれたり、こういう行動一つをとっても先輩に憧れる後輩の姿
は良く伝わってくるね。

またひろみを支えてくれる藤堂の存在などもとても良い感じの
配置だが、吉沢悠が高校生に見えないところが難点といえば難点。

岡 ひろみ …… 上戸彩 (高校1年。お蝶夫人に憧れる)
藤堂 貴之 …… 吉沢悠 (西高男子テニス部のエース)
竜崎 麗香 …… 松本莉緒 (“お蝶夫人”)
緑川 蘭子 …… 酒井彩名 (加賀東高のエース)
尾崎 勇 …… 石垣佑磨 (西高男子テニス部元キャプテン)
千葉 鷹志 …… 柏原収史 (西高新聞部部長)
音羽 京子 …… 金子さやか (西高三年生)
愛川 牧 …… 森田彩華 (ひろみの大親友)
太田 健作 …… 甲本雅裕 (大原高校テニス部コーチ)
岡 修造 …… 高橋克実 (岡造園を経営するのんびり屋の父)
岡 美智子 …… 高橋ひとみ (しっかり者の母)
竜崎 総一郎 …… 夏八木勲 (テニス協会理事)
宗方 仁 …… 内野聖陽 (蘭子とは異母兄弟)

星野美保 …… 塩田みさこ
島真理子 …… 平岩紙
若月葵 …… 若葉由奈
高橋麻衣 …… セイラ
佐藤愛 …… 神崎詩織
鈴木彩 …… 斉藤ゆり
田中沙織 …… 小野麻亜矢
渡辺あゆみ …… 大久保綾乃
伊藤瞳 …… 桜川博子
吉田由佳 …… 長谷川恵美
中村恵 …… 水野はるか

矢野喬之、杉林功、浜菜みやこ、中村靖日、長谷川恵

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system