エースをねらえ! (2004年1月期・木曜・テレビ朝日) 脚本／瀧川晃代(1)(2)、金杉弘子(3)、高山直也(4) 演出／六車俊治 プロデューサー／三輪祐見子、森安彩 http://www.tv-asahi.co.jp/ace1/index.html

第4話 これが本物のダブルス
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関東大会の女子ダブルス出場選手のダブルスでペアを組む4人
が発表される。星野と島、岡と竜崎。麗香はひろみとのペアを
断るが、宗方はお前ならば理解できるし、岡も期待に応える
だろうと告げる。
練習するが全く息が合わない。
音羽は私にとって最後の公式戦なのにとして、星野と島に対
して指示し、練習試合の時に岡に集中的に攻撃するよう命じる。
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相変わらず問題にぶつかるときにひろみを支えてくれる人物
が実に暖かく描かれている。
面白いのは敵だと思っている人たちからも助言を得て成長する
ところだと思う。

最初は認めていなかったお蝶夫人はひろみの事をほぼ無視して
いるが、少しずつテニスに食らい付く姿勢を認め始めて、
声を掛けていく姿とか、くじけそうになるひろみに対して、
本来敵であるはずの蘭子辺りがタイミングよく出てきて彼女に
テニスに対する気持ちを語っていく所など、なかなか感動でき
る段取りが用意されている。

お蝶夫人が宗方のやっていることに疑問を持ち始めるが、
試合でひろみとペアを組んでいく内に朧気にもそれが何なのか
をつかみ取っていくところなど、ベタな作りだが良くできて
いると思う。

そして何と言っても今回は音羽にも役割を与えたことか。
意地悪ばかりだった彼女も去り際を心得ているのか、意地を
貫きつつもひろみにエールを贈る所など泣けてくるシーン
の一つ。こういうキャラクターを下手に同情的に扱ったり
また劇的に演出しないところがとても好感のもてる作り。

ひろみの手が影ながらの努力によって血豆だらけの状態で
それが握手するときに相手に伝わるシーンとか、やるべきこと
をやっているひろみに上手く共感できる様に作ってあるね。

岡 ひろみ　……　上戸彩 (高校1年。お蝶夫人に憧れる)
藤堂 貴之　……　吉沢悠 (西高男子テニス部のエース)
竜崎 麗香　……　松本莉緒 (“お蝶夫人”)
緑川 蘭子　……　酒井彩名 (加賀東高のエース)
尾崎 勇　……　石垣佑磨 (西高男子テニス部元キャプテン)
千葉 鷹志　……　柏原収史 (西高新聞部部長)
音羽 京子　……　金子さやか (西高三年生)
愛川 牧　……　森田彩華 (ひろみの大親友)
太田 健作　……　甲本雅裕 (大原高校テニス部コーチ)
岡 修造　……　高橋克実 (岡造園を経営するのんびり屋の父)
岡 美智子　……　高橋ひとみ (しっかり者の母)
竜崎 総一郎　……　夏八木勲 (テニス協会理事)
宗方 仁　……　内野聖陽 (蘭子とは異母兄弟)

星野美保　……　塩田みさこ
島真理子　……　平岩紙
若月葵　……　若葉由奈
高橋麻衣　……　セイラ
佐藤愛　……　神崎詩織
鈴木彩　……　斉藤ゆり
田中沙織　……　小野麻亜矢
渡辺あゆみ　……　大久保綾乃
伊藤瞳　……　桜川博子
吉田由佳　……　長谷川恵美
中村恵　……　水野はるか

山下裕子、早坂幸謙

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)