エースをねらえ!
(2004年1月期・木曜・テレビ朝日)

脚本/瀧川晃代(1)(2)(5)、金杉弘子(3)、高山直也(4)
演出/六車俊治
プロデューサー/三輪祐見子、森安彩

http://www.tv-asahi.co.jp/ace1/index.html


第5話 恋をしても溺れるな

--------------------------------------------------------
男女テニス部合同合宿が始まる。
現場を指揮する宗方からは、何か一つで良いから得るようにと
言われる。音羽が辞めたことで相変わらずひろみに対する嫌
がらせが増すが、それを見かねた麗子はいい加減にしなさいと
一喝。
そんな中いよいよ合宿が始まり、ひろみは一人男子と共に基礎
訓練を命じられる。一人特別メニューをこなすひろみは、夜
遅くまでコートで練習。課題の素振り1000回が終わる頃には
すっかり星が見えていた。寝そべって星を眺めていると藤堂が
話しかけてくる。優しい言葉をかけてくれる藤堂に改めて思い
が募るが、戻る途中で転びそうになったひろみは藤堂に抱き
ついてしまう。それからというもの、練習に身が入らず藤堂の
事ばかり考えていた。
--------------------------------------------------------

男性に現を抜かすひろみに、自分のテニスを目指すことの意味
を伝える内容だった。

前回の最後にひろみが「私にも私のテニスを教えてください!」
と言ったことで宗方にもようやく張り合いの有る人生が戻って
きたかに思えた。回想シーンまで挿入し、宗方がテニスを辞める
事になった経緯を描いたこと、そしてひろみという存在に出会う
事で再び自分を取り戻した彼には、容易に彼女を手放したくは
無い感じがありありと出ていた話ではないか。

女が一つの道を目指すときどうしなければならないか。
女であることを越えないといけないという宗方。更に恋をしても
溺れるなと告げる意味は何処にあるのか。

藤堂が早くもひろみの事を好きだと認める辺りはちょっと早急
すぎる感じがするが、宗方から女の成長を妨げるような愛し方
はするなと言われ難しい立場に追い込まれる。

一つの答えは最後に訪れる。
ひろみが男性と練習試合をした時、馬鹿にされ、あしらわれる
姿を体感し、負けたくない気持ちに目覚めたこと。
今の自分には何が必要なのかを悟り、改めて気持ちを入れ替える
辺りは良くできている。
そして合宿で培った練習の成果の一つを試合の中で上手く挿入
する辺りは良くできた流れだったと思う。
ライジングショットを見て麗香も改めてひろみという存在の
大きさを感じたのではないか。

しかし合宿だというのに、蘭子が合宿地を訪れるのはちょっと
不自然だったね。

岡 ひろみ …… 上戸彩 (高校1年。お蝶夫人に憧れる)
藤堂 貴之 …… 吉沢悠 (西高男子テニス部のエース)
竜崎 麗香 …… 松本莉緒 (“お蝶夫人”)
緑川 蘭子 …… 酒井彩名 (加賀東高のエース)
尾崎 勇 …… 石垣佑磨 (西高男子テニス部元キャプテン)
千葉 鷹志 …… 柏原収史 (西高新聞部部長)
音羽 京子 …… 金子さやか (西高三年生)
愛川 牧 …… 森田彩華 (ひろみの大親友)
太田 健作 …… 甲本雅裕 (大原高校テニス部コーチ)
岡 修造 …… 高橋克実 (岡造園を経営するのんびり屋の父)
岡 美智子 …… 高橋ひとみ (しっかり者の母)
竜崎 総一郎 …… 夏八木勲 (テニス協会理事)
宗方 仁 …… 内野聖陽 (蘭子とは異母兄弟)

星野美保 …… 塩田みさこ
島真理子 …… 平岩紙
若月葵 …… 若葉由奈
高橋麻衣 …… セイラ
佐藤愛 …… 神崎詩織
鈴木彩 …… 斉藤ゆり
田中沙織 …… 小野麻亜矢
渡辺あゆみ …… 大久保綾乃
伊藤瞳 …… 桜川博子
吉田由佳 …… 長谷川恵美
中村恵 …… 水野はるか

藤間宇宙、井上浩、河井春香、小野田倫久、原田夏希、矢野喬之
杉林功

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system