エースをねらえ!
(2004年1月期・木曜・テレビ朝日)

脚本/瀧川晃代(1)(2)(5)(8)(9)、金杉弘子(3)、高山直也(4)(7)
演出/六車俊治
プロデューサー/三輪祐見子、森安彩

http://www.tv-asahi.co.jp/ace1/index.html


第9話 岡、エースをねらえ

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いよいよ世界デビューを賭けた決勝戦。麗香とひろみの対決。
テレビでも生中継される。
最初のサービスゲームはひろみが取るが、2-6で第一セットを
麗香が取る。第二セットは接戦の末ひろみが6-4が奪取。
第三セット。麗香が多彩なショットを見せ始める。勝つために
はそんな派手な事をする必要はないのに何故なのか。ひろみは
技術の全てを見せてくれようとしているのだと気がつく。
接戦の末ひろみが第三セットを奪取し、ひろみが優勝する。
真っ先に病室にいるコーチの元へと飛んでいくひろみ。試合を
していたらコーチの色んな言葉が浮かんできた事を告げ改めて
感謝の声をかける。
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いよいよ最終回。
前回の対戦では全く歯の立たなかった麗香に対してどれだけ
成長した姿を見せられるのか。

最後は結構長めの試合展開を見せてくれた。
第二セットまでは麗香も本気を出してひろみの成長を楽しんで
いるかのよう。第二セットでそれを実感できたからこそ、第三
セットで技術の全てを見せる気になったのだろうな。
小さい頃にアニメの再放送で見たような気がするので結末は
知っていたのだが、それでもこの対戦はなかなか魅せられるもの
が有り、二人が握手したときはちょっと泣ける。

離れてみて改めてひろみの中でコーチの存在の大きさが伝わって
くるという内容。
藤堂に相談するとコーチの力だけではなく、自分自身の力も
信じてあげないとダメだという。コーチの気持ちに応えるため
にも自分に負けるなという的確なアドバイス。

最後は宗方から藤堂に電話があり、全ての気持ちを伝える。
父親が愛人を作り去ったこと。母親は身を引き半年後に亡くな
った事。更には怪我で大好きなテニスさえも奪われてしまい、
全ての憎しみを父親にぶつけていたこと。そんな状況の中、岡
ひろみという人物にあって生き地獄から救ってくれた事。
愛していると告げたがどういう視線から見た愛しているの言葉
なんだろうね。

病室に居る宗方が花瓶の水を取り替えるよう蘭子に告げたとき、
まさに亡くなるのを予感させた。戻ってきて花瓶を割るんだろ
うなと思っていたらまさにその通り。花瓶というアイテムが
"如何にも"な使い方をしていたのでちょっと面白かった。

最後は2008年度のひろみの姿。
どのくらいの位置にいる選手なのかは分からなかったけど、
最後に書かれた宗方直筆の日記・メッセージを手にする彼女が
有った。
漫画原作の割りにはキャラクターが派手に作り込まれすぎず
とても面白いドラマでした。その後作られた「アタックNO.1」
はつまらなかったんだけどね。

岡 ひろみ …… 上戸彩 (高校1年。お蝶夫人に憧れる)
藤堂 貴之 …… 吉沢悠 (西高男子テニス部のエース)
竜崎 麗香 …… 松本莉緒 (“お蝶夫人”)
緑川 蘭子 …… 酒井彩名 (加賀東高のエース)
尾崎 勇 …… 石垣佑磨 (西高男子テニス部元キャプテン)
千葉 鷹志 …… 柏原収史 (西高新聞部部長)
音羽 京子 …… 金子さやか (西高三年生)
愛川 牧 …… 森田彩華 (ひろみの大親友)
太田 健作 …… 甲本雅裕 (大原高校テニス部コーチ)
岡 修造 …… 高橋克実 (岡造園を経営するのんびり屋の父)
岡 美智子 …… 高橋ひとみ (しっかり者の母)
竜崎 総一郎 …… 夏八木勲 (テニス協会理事)
宗方 仁 …… 内野聖陽 (蘭子とは異母兄弟)

星野美保 …… 塩田みさこ
島真理子 …… 平岩紙
若月葵 …… 若葉由奈
高橋麻衣 …… セイラ
佐藤愛 …… 神崎詩織
鈴木彩 …… 斉藤ゆり
田中沙織 …… 小野麻亜矢
渡辺あゆみ …… 大久保綾乃
伊藤瞳 …… 桜川博子
吉田由佳 …… 長谷川恵美
中村恵 …… 水野はるか

レイノルズ …… イアン・モアー

山田透、島綾佑

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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