今回のタイトルは「長崎へ」。

田舎から出てきた時に持ってきた本と、初めて写した写真が置き去りに
され、東京の家の身辺の整理の為に、仕事に使っていた道具の全てが
引き払われる。

ドラマの中で"初めて"とか"最後"と言う言葉に拘りを見せるモノの
そんな言葉に対して映像やシチュエーションのインパクトがイマイチ足り
ず、感情の盛り上げ方もなんとなく薄口だ。

これだけの事実が有るのならば、もう少し感情を揺さぶられて、泣けても
良い気がする。

骨肉腫によって夢と希望を挫折する事になる菅野莉央が登場。
ある意味、主人公と同じ心情を共有できる者として、彼らの間だけに
共通する特別な思いや繋がりによる演出が欲しいのだが、場面の
転換が早く、感情移入もしづらい。( ´△｀)
脚本や演出的にはもう少しガンバって欲しい所。

しかし田舎で待つ母親の存在感はやはり偉大で、来週辺り八千草薫
のリアクションを見て泣けるかも知れない(・o・;)