ベストドラマ100

脚本/林誠人
プロデューサー/丹羽多聞アンドリウ、田沢幸治
監督/安藤尋





ケータイ刑事・銭形零2nd
第9話 ケータイ刑事百回記念特別企画 ウマと呼ばれた男!
〜織田信長殺人事件〜(前編)

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五代は銭湯の帰りに赤坂の雑木林で強盗の容疑者を追跡中突然
穴に落ちてしまう。

その後、五代は三日間の無断欠勤が続いていることに違和感を
覚えた零たちは心配して探し回る。よく行くコンビニに立ち寄
り、五代を見たか尋ねるも来ていないという。そんな折り、
柴田から電話が鳴り、織田信長記念館の蔵の中から新たに信長
の甲冑と共に、失踪当時の五代の服と手帳が見つかったとのこ
と。炭素同位体法でその洋服を調べるとなんと400年前のもので
あることが判明する。さらに零の携帯に警視庁から入電があ
り、五代の遺留品が赤坂の雑木林から見つかったという。

早速柴田と共に雑木林に行く。
すると近くに深い穴があることに気がつく。
もしかするとこの穴はワームホールと呼ばれる時空の穴であり、
日食の前後3日間、こういうものが出来るとの噂があるという。
さらに歴史的偉人たちは時空を超えた未来人であるとの説もある
事を告げ、五代も400年前の世界に落ちたのではないかという。
零は五代を助けに行こうと告げる。

一方その頃、五代は木下藤吉郎に助けられ、織田信長を紹介さ
れて彼の側近のような形で、明智光秀と共に信長を支えていた。
この日も信長の弓矢の練習に付き添う中、藤吉郎が血相を変え
てやってくる。現在今川義元が尾張に向けて進撃中で、三万の
兵士を引き連れているという。信長の軍勢は三千と全く歯が
立たないことから、信長は逃げる選択を取ろうとするが、五代は
寧ろ討って出るべきだと語る。必ず今川の軍勢は桶狭間で休息
を取るはずであり、そこで討って出るべきだと説明する。

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五代が突然赤坂から消えてしまう。
現場に残されていた状況から、彼はワームホールを伝って400年
前の世界に行ったのではないかと推察し、零と柴田は彼を連れ
戻す為に自分たちも穴に入っていく。

銭形シリーズ100作品目という事で特別の企画らしい。
順を追って見ているわけではないのであまり実感は無いけど、
このドラマ色んな企画が存在しているような感じもするので、
舞台が変わってもそんなに違和感がない。

歴史的事実と照らし合わせて、そこに零の登場人物を深く関わ
らせていくというのは面白いものだし、ミステリー的要素も
程よく盛り込み零の活躍を描いている。

織田信長相手に「れれれ」と語る夏帆さんはやっぱりかわいい。
現代的価値観を過去の世界に持ち込んでしまい、それをすんなり
受け入れている辺りはご愛敬って感じだけどね。

銭形零 …… 夏帆
柴田太郎 …… 金剛地武志
遠州理津 …… 佐藤二朗
「警視庁から入電中」ボイス …… 小林麻耶
五代潤 …… 山下真司

織田信長 …… 半海一晃
明智光秀 …… 山中聡
木下藤吉郎 …… 林和義
松平元康 …… 市川勇
ねね …… 宝積有香
今川義元 …… 佐藤二朗

三枝太基

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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