黒革の手帖
(2004年10月期・木曜日21時枠)

脚本/神山由美子
演出/松田秀知,藤田明二
プロデューサー/内山聖子,中山和記

http://www.tv-asahi.co.jp/kurokawa1/


第3話 愛の口止め料


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藤岡が元子に襲ってきたところを安島が止める。
すぐに警察に連絡を入れようとしたところ、元子がそれを制止
した。安島は元子のことが色々と気になっていた。この店の
開店資金はどうしたのか。素直にそれを疑問としてぶつける彼。
言わないと警察に連絡すると脅す彼に、元子は戸籍上の父親
からの遺産が入った事を告げ、女にしかできない仕事をしたか
ったと語る。安島にも似たような身の上に有るので親近感が
沸くと言うが、もしもそれを知りながら語っているのならば
相当の悪だと告げる。

元子は楢林謙治の元に約束の5000万円を受け取りに行く。
謙治は当初3000万円しか渡さず値切ろうとするが、追徴課税の
事を口にし、無理矢理5000万円を手に入れる。そして市子に
連絡を入れ1000万円が手に入ったと報告する。
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安島が相変わらず元子の事を詳細に嗅ぎ廻っているところが
不気味。好きだからこそ気にしているのか、それとも他に
何らかの意図があるのか?

今回は楢林謙治から金を巻き上げるモノの思った結果には
ならなかったこと。一旦は金を受け取った市子だが、やはり
長年の関係から離れることが出来ず、楢林謙治の所に戻りそう。
市子が一千万円の事を口にしたら全てはばれてしまうのでは
無いかと冷や冷やモノの展開だけど、元子のことだからバレ
ても開き直るかな。

橋田の元子に対するアプローチも少しずつ本気になり始める。
元子も笑顔で対応しつつ、脱税以外の弱点を探る辺りがまた
恐ろしい女っぷりを発揮している。

波子は結局バトロン・謙治からの金の引き出しに失敗し
開業できずにいる。元子が余裕を見せていたことから、彼女が
何か裏工作をしたのではないかと非難する。一旦は脱落した
訳だけど、道連れにするのかそれとも新たなパトロンを探すのか。

ここにきてホステス志望の紺野澄江がやってくる。
料亭・梅村に勤めていたという彼女。梅村が今後キーワード
となることは間違いなく、都合良く出てきたキャラクターにも
思えてしまうがこれで面白くなったかという感じ。

そういえば無言電話の件。
藤岡ではなかった事。では一体誰なのか。
安島が一番怪しいけど、村井が全く見えなくなってしまった
からなぁ。何らかの関わり合いがあるのかな。

原口元子 …… 米倉涼子 (クラブ「カルネ」のママ)
安島富夫 …… 仲村トオル (代議士秘書)
山田波子 …… 釈由美子 (クラブ「カルネ」のホステス)
中岡市子 …… 室井滋 (楢林美容外科クリニック婦長)
村井亨 …… 渡辺いっけい (元子が勤めていた銀行の支店次長)
紺野澄江 …… 吉岡美穂 (クラブ「カルネ」のホステス)
櫻井曜子 …… 紫吹淳 (元子の行きつけの美容院の店長)
岩村叡子 …… 山本陽子 (老舗クラブ「燭台」のママ)
橋田常雄 …… 柳葉敏郎 (橋田医科進学ゼミナール理事長)
長谷川庄司 …… 津川雅彦 (総会屋)
楢林謙治 …… 小林稔侍 (楢林美容外科クリニック院長)

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