黒革の手帖
(2004年10月期・木曜日21時枠)

脚本/神山由美子
演出/松田秀知,藤田明二
プロデューサー/内山聖子,中山和記

http://www.tv-asahi.co.jp/kurokawa1/


第4話 銀座の頂点へ


--------------------------------------------------------
口止めの為に元子は安島と寝ることになる。
元子はベッドで銀座に来て初めて生きている感じを実感して
いるという。しかし一生誰も愛さないことを誓い、小さな幸せ
など欲しくない事を告げる。安島は嘘を付いても良いと告げ
言葉とは違うモノを信じると告げる。
元子は翌日橋田と同伴出勤。そこで橋田は店に紺野が勤めて
居ることを知る。
橋田は相変わらず元子と安島の関係を気にしていた。安島は
生まれつき人を寄せ付ける力がある人物だという。
橋田は去り際にエレベーターで元子に無理矢理キスをする。
元子は法務省に行き料亭・梅村が破産し、橋田が購入している
事を確認する。2億円以上の価値がある梅村をなんとか橋田から
奪い、銀座一のRODANを手に入れるため、なんとか橋田の
裏口入学を斡旋している証拠を掴む必要があった。
--------------------------------------------------------

元子が行っている粗相が色んな人に知れ渡りつつ有るという
展開を用意した。
既に銀座で噂になっているというのだから恐い。
でもあれだけ派手な強請をやっていれば、すぐに足が付きそう
な感じだけどね。

波子は不動産の全てを楢林謙治から委託を受けた不動産屋に
取られる。なんとその不動産屋は村井亨だというのだから
驚き。村井を雇うのは、なんと長谷川庄司だった。
ちょっとこの辺の人物配置が何とも出来過ぎな感じも受けるが
仕方がないのか?

一方橋田から迫られる元子は新人ホステスの紺野澄江に助けを
求める。銀座のママは一人の人間と特別な関係になるのは
良くないという、また都合の良い言い訳を用意し彼女に
金を積んで橋田の元へと行かせる。

銀座の女とは裏切りの繰り返しなのか。
まともに信じられる人が誰も居ない事に驚かされるね。

しかし元子にしてもこれだけ汚いことをしていたり、男性に
貢がせるのは嫌だと言いつつも安島と寝たりしている所を
見ると、なんか変な拘りを持っているなという気がする。
正直元子も波子も端から見ると似たもの同士。
変な拘りが逆に面倒くさい遠回りの道を描いているようで、なん
とも野暮ったい感じがする。

最後に住所録を手に入れた元子があれだけで強請のネタにしよう
とするのは無理が有りすぎる。
RODANに対する拘りもイマイチ元子の中で見えてこないところも
有ってその辺は残念。

原口元子 …… 米倉涼子 (クラブ「カルネ」のママ)
安島富夫 …… 仲村トオル (代議士秘書)
山田波子 …… 釈由美子 (クラブ「カルネ」のホステス)
中岡市子 …… 室井滋 (楢林美容外科クリニック婦長)
村井亨 …… 渡辺いっけい (元子が勤めていた銀行の支店次長)
紺野澄江 …… 吉岡美穂 (クラブ「カルネ」のホステス)
櫻井曜子 …… 紫吹淳 (元子の行きつけの美容院の店長)
岩村叡子 …… 山本陽子 (老舗クラブ「燭台」のママ)
橋田常雄 …… 柳葉敏郎 (橋田医科進学ゼミナール理事長)
長谷川庄司 …… 津川雅彦 (総会屋)
楢林謙治 …… 小林稔侍 (楢林美容外科クリニック院長)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system