黒革の手帖
(2004年10月期・木曜日21時枠)

脚本/神山由美子
演出/松田秀知,藤田明二
プロデューサー/内山聖子,中山和記

http://www.tv-asahi.co.jp/kurokawa1/


第7話 負けるもんか!銀座の蝶、最期の闘い


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借金は一晩付き合えば許すという長谷川の伝言を伝える安島の
事を元子は殴り飛ばす。上に上がるためには何でもするという
安島に対して、あなたは会長の只の人形であるという。
8400万を何とか捻出しようと持ち物の全てを質屋に入れるが
それでも足りない。「燭台」のママにお金を借りに行くも、
自分だけはドロを被らないと思っている人に貸すことは出来な
いと断られる。そんなママに私は私のルールで勝ってみせる
と告げる。
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元子が再びRODANのママに戻るまでを描いた話だった。

結局人頼みの展開では有ったが、裏切りの世界の中で本当の
愛を一瞬だけでも見られたというのが良かったのかも知れない。

体だけは売らないとする拘りは凄いと思うが、結局やっている
事はそれに近いと思うところがなんともいえない。ただ与えら
れるものでは自由にはなれないとする拘りはとても良くできて
いたんだけどね。

長谷川という大物が出てきたことで、橋田も完全に脇に追いや
られてしまう。橋田が出る前は楢林の天下だったし、この辺の
徐々に金額や規模が上がっていく感じが良いのかも知れないけ
どね。

一応政治献金の証拠をちらつかせて最低限のものを取り返した
という事で長谷川との対決は終わってしまうが、もう少し
一矢を報いる事が出来ると面白かったんだけどね。この辺
続編が有れば見てみたいところだ。

最後は結局安島頼みのオチか。
それでも波子を降ろさせたところは気分の晴れるところか。

原口元子 …… 米倉涼子 (クラブ「カルネ」のママ)
安島富夫 …… 仲村トオル (代議士秘書)
山田波子 …… 釈由美子 (クラブ「カルネ」のホステス)
中岡市子 …… 室井滋 (楢林美容外科クリニック婦長)
村井亨 …… 渡辺いっけい (元子が勤めていた銀行の支店次長)
紺野澄江 …… 吉岡美穂 (クラブ「カルネ」のホステス)
櫻井曜子 …… 紫吹淳 (元子の行きつけの美容院の店長)
岩村叡子 …… 山本陽子 (老舗クラブ「燭台」のママ)
橋田常雄 …… 柳葉敏郎 (橋田医科進学ゼミナール理事長)
長谷川庄司 …… 津川雅彦 (総会屋)
楢林謙治 …… 小林稔侍 (楢林美容外科クリニック院長)
藤岡彰一 …… 小野武彦 (支店長)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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