砂の器

脚本/龍居由佳里

http://www.tbs.co.jp/utsuwa/


第6話 迫り近づく刑事の影


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蒲田西警察署では吉村の執拗な捜査により、衣服の断片を発見。
服の断片を撒いた女・玲子のアパートを訪れるが、来ることを
予期しているかのように三日前に引っ越ししていた。
彼女が勤めていたクラブ・レインから顧客名簿を借り、彼女と
最も親しそうな客を洗っていく。
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今回はついに殺人犯である英良に刑事の手を及ぶという話だった。

6話にしてこんなにも早く犯人にたどり着いて良いのでしょうか
と心配しそうなくらい、今回は展開が進んだ。
服の断片、玲子、音符の楽譜、関川、英良と続いていく流れも
無理が無く、近づく足音が聞こえてくるほどにスリリングさを
増していく展開でとても良かったと思う。
正直、英良に肩入れする理由もないので、早く真相が暴かれて
捕まらないかなという思いでワクワクしているんだけどね。

吉村が捜査にかける思いは分かるけれど、この演技は一体何だ?
というくらい不自然なオープニングだった。演技が下手という
よりそういう意図した演出なのだろうけど、相当正義感に燃えて
いるのね。

玲子が捕まるとなると展開的に劇的に進みすぎるかなと思って
いたけど、流産からの出血性ショック死によって、その道が
途絶えてしまうかに思えた。結局関川が血の付いたセーターと
楽譜を見ていた事でその流れは途絶えることはなかったが、
フェイクとしては面白い流れだったと思う。

麻生との関係がイマイチ掴みづらい展開になっている。
それよりもこの麻生自体掴みづらいキャラクターだ。
またあさみとの関係も途絶えそうに見えて、細々と繋がって
いくね。
結果的に楽譜の件では犯人に結びつかないときに、このあさみ
の線から捜査が進んでいく為の伏線なのか。

和賀英良 ……… 中居正広 (ピアニスト)
吉村雅哉 ……… 永井大 (蒲田西署巡査)
関川雄介 ……… 武田真治 (評論家)
田所綾香 ……… 京野ことみ (英良の婚約者)
本浦房 ……… かとうかずこ
本浦秀夫 ……… 斎藤隆成
唐木イサム ……… 松岡俊介 (演出助手)
宮田誠 ……… 岡田義徳 (衣装係)
扇原玲子 ……… 佐藤仁美 (英良の元彼女)
桐野カヲル ……… 佐藤めぐみ (女優)
三木謙一 ……… 赤井英和 (博の父。岡山出身)
三木博 ……… 佐藤二朗 (謙一の息子(養子))
桐原小十郎 ……… 織本順吉 (地元の金持ち)
麻生譲 ……… 市村正親 (劇団響・主宰者)
今西純子 ……… 森口瑤子 (修一郎の妻)
クラブのママ ……… 根本りつ子
佐々木健次 ……… 石丸謙二郎 (捜査一課)
野口信吾 ……… 芹澤名人 (西署巡査部長)
黒木肇 ……… 辻萬長 (捜査一課・管理官)
大崎医師 ……… 江藤漢済
田所重喜 ……… 夏八木勲 (元農林水産省大臣)
本浦千代吉 ……… 原田芳雄
成瀬あさみ ……… 松雪泰子 (女優)
今西修一郎 ……… 渡辺謙 (警視庁・捜査一課・警部補)
下田明 ……… 甲本雅裕

秋山菜津子、中根徹、沼崎悠、村上靖尚、十貫寺梅軒

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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