砂の器

脚本/龍居由佳里

http://www.tbs.co.jp/utsuwa/


第7話 絶対に隠したい秘密


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玲子の恋人である関川を事情徴収すると、英良の名前が浮かび
上がる。1月4日から5日にかけてのアリバイを聞きに、吉村と
今西は英良のマンションへと向かう。
玲子との関係を問われるが不要品を焼却炉で燃やしてもらって
いた事を告げ、更にお腹の中の赤ちゃんについて相談を受けて
居たことを告白。アリバイについてはあさみと居たことを話す。
一方刑事はあさみの元へもアリバイを聞きに行くが英良と同じ
事を言っただけで疑いはない様子。
関川は英良の婚約者である彩香とも交流があるという事で事情
を聞きに横浜を訪れると、話しを聞いている途中に彩香の父・
田所重喜がやってきて、娘に話をするなら先ずは私を通せと
警察の捜査の無礼さを一喝。重喜の姿を見た今西は、思い出し
たかのように伊勢の映画館へと足を運ぶ。
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今回は英良と三木謙一の繋がりについて徐々に浮かび上がって
くる話だった。

三木と英良と田所が一緒に映る写真が映画館に掲示されており
その繋がりを知る過程がとても良い感じに演出されていたと
思う。刑事ならではの洞察力の鋭さと記憶力の高さを裏付けて
いた。

ただ浮浪者の話を英良と繋げる辺りはかなりの想像力で結びつ
ける必要があるかな。普通ならば全く関係のないエピソードの
一つとして忘れ去られるようなものであり、今西が浮浪者の
話を覚えていたというのは、やや気難しい流れだったと思う。

ドラマとして興味深いのはあさみがジャケットの血の染み
に気がついた流れか。この流れも今西と同様の意味合いが有り
三木と英良の繋がり、あの晩に英良があさみとぶつかったこと
を裏付ける決定的な物証となる。ここであの血痕を調べてもらう
ような展開になるとよりリアルな物証になるんだけどね。

和賀英良 ……… 中居正広 (ピアニスト)
吉村雅哉 ……… 永井大 (蒲田西署巡査)
関川雄介 ……… 武田真治 (評論家)
田所綾香 ……… 京野ことみ (英良の婚約者)
本浦房 ……… かとうかずこ
本浦秀夫 ……… 斎藤隆成
唐木イサム ……… 松岡俊介 (演出助手)
宮田誠 ……… 岡田義徳 (衣装係)
扇原玲子 ……… 佐藤仁美 (英良の元彼女)
桐野カヲル ……… 佐藤めぐみ (女優)
三木謙一 ……… 赤井英和 (博の父。岡山出身)
三木博 ……… 佐藤二朗 (謙一の息子(養子))
桐原小十郎 ……… 織本順吉 (地元の金持ち)
麻生譲 ……… 市村正親 (劇団響・主宰者)
今西純子 ……… 森口瑤子 (修一郎の妻)
クラブのママ ……… 根本りつ子
佐々木健次 ……… 石丸謙二郎 (捜査一課)
野口信吾 ……… 芹澤名人 (西署巡査部長)
黒木肇 ……… 辻萬長 (捜査一課・管理官)
大崎医師 ……… 江藤漢済
田所重喜 ……… 夏八木勲 (元農林水産省大臣)
本浦千代吉 ……… 原田芳雄
成瀬あさみ ……… 松雪泰子 (女優)
今西修一郎 ……… 渡辺謙 (警視庁・捜査一課・警部補)
下田明 ……… 甲本雅裕

秋山菜津子、中根徹、沼崎悠、村上靖尚、十貫寺梅軒

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