今回で遭難事件に関してはほぼ全貌が明かされた感じだが、
残すところはそれに付随して起きた菊川怜の姉の失踪事件だ。

今回携帯の呪い事件の一つである山下真司の娘が殺されなかっ
た事に関して、これまでの事件と比較して何か別格のものが
存在するのだろうか?

呪いを主導していると思われていた佐藤千亜紀が意外に事件に
関しては無知である事実が、このドラマの後半に活きてきた。
未だに呪いの事件が収まらない意味の為すところが、失踪事件
と関連していると言ったところだろう。

津田寛治が菊川怜の深層心理を突いていたが、ここに来て菊川怜
が事件解決に向けて、逆に寛容な態度を見せたことの本当の意味が
全ての問題の答えなのかも。
意外と菊川怜は姉失踪に関して何か知っているのかもしれない。

謎が深まると同時にここに来て次々とホラー的演出を見せ始めた
ことは実に効果的だ。

評価：★★★☆☆