着信アリ 10話 最終話 脚本/大石哲也 他 出演/菊川怜、石黒賢、津田寛治、升毅、山下真司、能世あんな 工藤俊作、佐藤千亜紀、中山恵、野田よし子、菊地美香、中山夢歩 木内晶子、深水元基、義田貴士、仁科仁美、矢吹春奈、大堀こういち http://www.tv-asahi.co.jp/chakushin |
これまでの中で菊川怜が姉を羨むという感情は出てきたけれど、
今回姉もまた妹を羨んでいたという事実が明らかになった。
この事実が一連の事件の真相であり全てだった。
事の真相が語られるときに最後に津田寛治を使って説明していたが、
言葉で語るのは芸のない方法だと思う。
ストーリーの流れの中で全てが解決した後にも、どうしても解き
明かされない不可解な謎というものを用意して、そこから真相へと
導かねばならなかった。
言葉ばかりのトリックの暴き方では、どうも嘘くさくなってしまう。
トリックの全てが明かされた現在、ストーリー全体を眺めてみると、
初めは佐藤千亜紀を中心とした呪いの事件に視線を逸らすよう工作
していたために、真相にたどり着くのに随分遠回りしたなという
印象が残る。
また菊川怜が失踪事件に関してはリスクをおかして捜査する必要性
も無かった。
しかし双子故の葛藤をテーマにしたところは面白いアイディアだ。
ところで西村先生(工藤俊作)はこのトリックについ頃気がついた
のだろうか?それとも最後まで気がついていなかった?
評価:★★★☆☆