伊東美咲の着せ替え・コスプレに加え、オタク言葉を喋らせる
感じは、彼女の清楚なイメージからしてそのギャップを演じ
させることへの快感にも近い満足感を得ることが出来る展開。
それに加えてまるで告白を待っているかの様なナチュラルに
感性を刺激される魅惑的な表情と台詞と行動。
完全に前半は伊東美咲のワンマンショーであった。

後半に入り、豊原功輔の反電車男への集大成を見せられるのだが、
ちょっとドラマの中で役割的にも食傷気味という感じで精彩も
無く、見事に散った感じ。
今回 敗北宣言をしていたので今後派手な行動はないと思うが、
この辺で身を引くのが妥当と思う。

楽しさを演出した前半に比べて後半はエルメスの泣いた顔に
怒った顔と対称的に映ったが、家庭環境にまで介入した
伊藤淳史のここ一番の男らしさが目立った展開であった。

あまり話しに介入しすぎると余計なお世話になる可能性が
高いので、自分の気持ちばかりを素直に告白したシンプルな
表現がより演出を引き立たせた。

評価：★★★☆☆