ドラゴン桜 5話 脚本/秦建日子 出演/阿部寛、長谷川京子、山下智久、長澤まさみ、中尾明慶 小池徹平、新垣結衣、サエコ、矢沢心、村上大樹、唐橋充 斉藤洋介、デビット伊東、安藤亮司、築山万有美、青山勝、野際陽子 http://www.tbs.co.jp/dragonzakura/ |
ついに特進クラス6人目の生徒・中尾明慶が一員になるまでを描いた
話し。
今までの人生を振り返えらせて、勉強が出来ないという理由
だけで不遇な人生を送ってきた事を思い起こさせ、それを闘争心に
変えていくというのは、このドラマの一貫した流れの一つ。
今回その標的に挙げられたのは、常に"デキの良い"二卵性双生児の
弟・大森百輔と比較され、正面衝突を避けて本音をひた隠しに生活
してきた中尾明慶と共に、状況は違えどやはりカラ元気で本音が
見えずらい小池徹平。
そんな彼らが東大に合格して周囲を見返したい思いが刻々と伝わり、
大森百輔が酷い仕打ちをすればするほど、彼らの意気込みを応援
したくなるような展開だったように思う。
これまでのドラマの中の教師像というのは、勉強は出来なくても
生徒達のプライドを守るために懸命になるという物であったが、
このドラマの阿部寛は全くの逆で、プライドは学業の二の次。
勿論今回のような場合には歪んだ社会の構図にプライドを捨て
欲しくない気持ちが有るものの、これまでに針にも掛からない
ようなプライドを守った結果、人生に於いて何も変わった物が
無かったという状況提示が一貫しており、そんな事実を的確に
指摘しているからこそ、阿部寛の屁理屈じみた主張が寧ろ理屈に
叶った感じに見えて来るのでしょうね。
そしてプライドを守るためのフォローのドラマを挿入したことは
良くできていました。
憎たらしい刑事に弁護士バッヂを見せるタイミングも良かっ
たですし( ´△`)
ところで先生達が試験を受けていたが、あれには何の意味があった
のか?
評価:★★★★☆