ついに東大入試＆結果発表。
6人中何人が合格するのか!?という話し。

どんな形であれ、満足の行くエンディングは無いのだろうから
こういった結果も有りだと思う。何人合格しようが私としては
良いと思った。逆にこんな中途半端な形にせずに、ドラマならでは
流れや世界観を尊重し、全員合格させても良かったのではないかな。

ただ合否が発表された後の各々の家庭の事情の描き方がかなり
物足りない出来。
やっぱり今回一番見たい場面って言うのが、これまで反骨心を
ギラギラさせて勉強に打ち込ませる程の酷い仕打ちをされた事
に対する立場の逆転した時のリアクションでしょう。

特に中尾明慶の兄弟対決と小池徹平の親子関係は映像としても
表現しやすかったと思うので、是非とも合格させて、弱者が強者
をうち負かしたときの爽快感を感じたかった。

不合格者に対するケアは実に難しかったと思う。
阿部寛が優しい言葉をかけてフォローを入れるのもこれまでの
流れを見れば明らかに不自然に映るのだろうし、かといって
これまでと同じ調子で見放すやり方も、見ている方としては
痛々しく映る。
言葉では突き放しつつも優しさを体現させる演技が要求される
中、阿部寛は本当に上手く演技したと思う。

評価：★★★★☆