不機嫌なジーン 10話

脚本/大森美香
出演/竹内結子、内野聖陽、黄川田将也、平山広行、岡田義徳、山田優
井上訓子、もたいまさこ、オダギリジョー、ペ・ジョンミョン
 大鷹明良、伊藤正之

http://wwwc.fujitv.co.jp/gene/index2.html

エゴと理性の葛藤する不思議なカットが挿入された演出が印象的でした
が、未だによく分からないドラマ。

それらしい恋愛要素があったり、進退に関わる重要な場面も有ったり
するのだけど、その展開を見て全く一喜一憂したりトキメくもの
がなかった(´▽`;

どんなシーンにも逃げ道が用意されているような気がするし、ドラマ
として視聴者に興味を引かせるシーンの中に複雑な葛藤が練り込まれて
いるようには見えない。

内野聖陽の過去の論文の主張が現実とは正反対で有る事実が分かったと
しても、ドラマの支柱を揺るがす事態になるとは思えない。
積み木のように一つの要素が欠落すれば崩れてしまったり、一つ一つ
積み重ねていくものがドラマの中で不足している。

当初から引っ張り通している"諫早湾の干潟"に関しても、この調子で行け
ば複雑に絡み合うことは無さそうだΣ(・o・;)

「何万種の生物の事よりも、竹内結子が大事」と言って退けたシーン
などは使いようによっては素晴らしい場面になるような気がする。
オダギリジョーを決定的に退かせる為の言葉の威厳をあらゆる意味で感じ
させる為にも、もう少しオダギリジョーと内野聖陽の関係を対等で
恋愛的に複雑に絡み合う人物として描かれて欲しかった。

inserted by FC2 system