松本潤って言うとドラマの中では良い人役が多いので、今回の
ような意地の悪い役を演じて居ることは、それだけでかなり
意外性が有った。

今回は学園に於ける財閥の御曹司F4の存在感を見せつけ、如何に
学園が彼らに支配されているのかを描いて見せた話しであり、
庶民派代表の井上真央がそんな彼らと戦う話し。

デフォルメ化された金持ちと庶民派の代表がまさに対称的な
訳だけど、庶民派である井上真央の家庭環境を上手く描いた
お陰で、ドラマの中ではより彼女を応援したくなるようなキャラ
クターを作り上げている。

憎たらしい相手の手の平に踊らされているウチには不満も多いが、
押し殺していた性格を解き放ち、対決姿勢を見せる展開は
かなりスッキリとした。とくにステップを踏んで喧嘩スタイル
になる時の変わり様は、ヒーローもののドラマにあるような
爽快感を感じるのかも知れない。

「女王の教室」同様に、彼女の言動に賛同した仲間を引き入れて
彼らと戦っていくことになるのだろうか。また松嶋菜々子様は
どういった役柄で出てくるのか。今後の展開に期待。

評価：★★★☆☆