個人的には随分と中だるみしてしまったので、ドラマに対して最後
まで集中力が持続しなかったのだが、最終回の展開だけを見れば
なかなか良い感じのドラマだった。

古田新太がファインプロから脱退し個人事務所を開いた理由も
平山あやとのやりとりの中から自然と明らかにされていったし、
杉本哲太が彼女を引き抜きたい事情と同時にそんな理由を絡めて
描いて見せた展開はなかなか上手く構成されていたと思う。

平山あやがこれから先、芸能界を続けていく事への理想論と
売れるための方法論を提示し、夢というキーワードで繋がれた
平山あやと古田新太の関係で結んだ展開もなかなか良かった。

コメディが突出しすぎて安っぽさ全開の部分も有ったが、
逆にその中にも味わい深い面が有ったのも事実だし、名作には
成り得ないものだけど、これはこれで良かったのかも知れない。

評価：★★★☆☆