今回は色んな形での"ネタばらし"の多い展開だったかな。

一つはミムラが現存している事が周りの者に伝わったこと。
もう一つはミムラ自身が気にしていた過去の自分についての消息。
それだけに物語はこれまでに無いくらい興味深く、退屈な流れが
一変した感じだ。

前回の所でも書いたが、それぞれのリアクションが実に興味深い
話だった。

ミムラと親友だった岡本綾は過去の彼女ばかりが知る二人の
エピソードを絡ませて物語を構成し、亡くなったはずの彼女を
目の前にしてトリップした岡本綾を一瞬にして現実に引き戻した
展開はよく出来ていた。

もう一人は三田佳子へのネタばらし。
当然ながら言葉だけでは信じるはずも無い彼女は、成宮寛貴が
馬鹿にしていると思い激怒する。
殴った後、我に返って冷静な状態に戻ったときに、馬鹿にしている
割には真剣に語っている成宮寛貴の姿を見て不可思議に思ったり
すると面白かったのだが、そのまま感情のまま押し切って
しまったのが残念。

他にも今回見せ場自体は豊富にあったがイマイチ、ピンと来ない
展開も多かった。
絵本を見たからと言って即自分の消息に気が付くものなのだろうか。
そして気が付いたからと言ってどうなるものなのか。
この辺は今後注視してみよう( ´△｀)

評価：★★★☆☆