女王の教室 3話

脚本/遊川和彦
出演/天海祐希、羽田美智子、原沙知絵、尾美としのり、夏帆
志田未来、松川尚瑠輝、福田麻由子、半海一晃、泉谷しげる
内藤剛志、猫ひろし、三貴将史、宮内知美、乃木優哉
梶原ひかり、伊藤沙莉、森本更紗、永井杏、酒井翔太

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開校記念日にクラスの出し物として創作ダンスを行うことになる話し。

生徒の人権を過保護にし過ぎて、先生の立場が無くなる今日この頃。
生徒に決して媚びることの無い屈強な先生の描き方は、有る意味
新鮮で納得できる部分も多いのだが、やはり成績至上主義に徹した
やり方の弊害として、満足の行かない生徒達の扱いには難しいもの
を感じさせる。

本来ならばそんな生徒達の意欲を奮起させて成績を向上させる手腕
を見いだしていくのならば誰も文句は言わないのだろうが、徹底的に
突き放したやり方は、子供達が登校拒否さえ起こしそうなほど残忍だ。

競争の原理を持ち込むことは、成績上位圏を狙うことの出来る中位
圏の人物にはそれなりに一層の努力を促すことにも繋がるのかも
知れないが、切り捨てられる最下層の人物に対して何のフォローも
無いのが気になるところ。

初めての謀反を起こそうとする生徒たちも団結すると連帯感が生ま
れて力強さを発揮するものの、まだまだ個人では未成熟で不安な
一面を覗かせる。

永井杏が先生に言いくるめられる描写は多少端折られていたが、
松川尚瑠輝の裏切られた気持ちはとてもリアルに描けていた。

このまま本当に永井杏は寝返ってしまうのか。
敵を欺くにはまずは味方からと言うことで、逆に永井杏が天海祐希
を利用していたりすると展開としては面白いのだが..Σ(´□`;)

評価:★★★☆☆

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