ガンの末期患者を巡り、心を開かない患者の担当医になった
森山未來があれこれ苦悩する話し。

言いたいことは分かるのだけど作り方が非常に雑で、その上
毎回のように登場するお笑い芸人がドラマの質を落としている
感じすらする。

キャバクラと言っても一応は接客業に身を投じている伊東美咲に
とって顔云々、性格云々以上に、人を喜ばせる術を知っている
と言うことで、森山未來との考え方の違いは比較以前の問題の
ような感じもする。

今回のような描き方だと森山未來の中で末期癌患者の扱いに
対する葛藤がないままに強引にそんな問題を提議した事になり
結論を持っていったような流れになってしまった。

エロ爺以外の何者でもないような描き方をされた患者を見ると
森山未來が幾ら親身になったとしても、心を開かないような
感じ。

一話完結故に患者とのコミュニケーションが稀薄のまま進行
してしまう所にドラマとしてのテーマが曖昧になる原因がある
ような気もした。

評価：★★★☆☆