今まで本当に好きと言える異性に出会わなかったので気がつか
なかった思い。千載一遇の新たなる発見にこれまで積み重ねた
ものを捨てて突き進んでしまった。

大塚寧々の生まれて初めての我が儘。

そんな我が儘を後押しした旦那・山口馬木也の自分勝手な振る
舞いとありのままの自分を受け容れてくれる大森南朋の魅力
という事になるのだけど、どちらもあまり説得力を持たなかった。

子供という存在に勝てるものはないとして、黒木瞳は宮迫博之と
クリスマスを過ごす機会を失ったけれど、やはり子供の存在を
考えるとどうも大塚寧々の件もしっくりとくるものがない。

離婚に至までに最大限の努力をしたのか。まだ頑張る余地は
存在していたのではないかという部分では、しっかりと描ききれ
なかったものが有ったのかもしれない。

黒木瞳と宮迫博之の件は一度仕切り直ししたという感じで良かった
かな。あのまま結ばれたらそれこそ嘘くさい。再会はドラマらしく
嘘くさかったけれど、改めて気持ちを確かめる意味でも一年という
期間を置いたことは良い流れだったと思う。


評価：★★★☆☆