今夜ひとりのベッドで 8話

脚本/龍居由佳里
出演/本木雅弘、瀬戸朝香、奥菜恵、要潤、明星真由美、猫背椿
北条隆博、サエコ、中園友乃、羽田美智子、佐々木蔵之介

http://www.tbs.co.jp/hitorino-bed/

色々なシチュエーションを使い鉢合わせの状態を作って、互いの
顔色や心理状況を見比べた感じのする展開が続いた。

父親・岸部一徳の登場の仕方も実にユニークで、ドラマに異質的な
彩りを与えた感じがしてなかなか良かったと思う。
彼の話を通して、本木雅弘と要潤の過去が洗いざらい語った事に
より、キャラクターに対する見方が濃くなった。

ここに来て再び元妻で有る瀬戸朝香が攻勢を強めてきた事も
ドラマの展開としては面白い。赤ちゃんが出来た出来ないに
関わらず、7年間の夫婦生活という共有した時間の長さが奥菜恵
に対する優位性を保っていられる原因の一つ。
そんな事実に対し、これまで本妻から旦那を寝取った事に対して
優位性を保って居られた奥菜恵に不安の陰をちらつかせたのも
恋愛のバランスや駆け引きに於いては断然面白くなった。

要潤の存在は相変わらず面白い。
同性には単に口の悪い奴にしか映らないが、女性には意外と
安心感を与えるキャラクターなのかもしれない。
そんなキャラクターの形成に一役買っているのが過去に於ける
兄弟愛の不足というトラウマにも似た感情だったりするの
だから説得力が出てくるのも分かる気がする。

評価:★★★☆☆

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