曲がり角の彼女 11話 -最終回-

脚本/後藤法子
出演/稲森いずみ、釈由美子、青木さやか、金子貴俊、要潤、伊原剛志
石川亜沙美、三浦理恵子、佐戸井けん太、高知東生、川島なおみ

http://www.ktv.co.jp/chiharu33/

新しい事にチャレンジする事は誰にでも不安が付きまとう物。
これまでの仕事や恋人関係をリセットさせようかと思っていた所で、
まさかの逆転劇を演出した感じの展開で、その主導権を握っていたのは
精神的に成長する姿を見せる要潤だった。

今まで片意地を張って会社経営に於いてワンマンぶりを発揮していた
父親が、息子に世代交代の引導を渡すという寂しくもあり、嬉しくも
ある場面を演出した感じで、父親が発した"会社を頼む"という台詞は
何時までも子供だと思っている父親といつかは父親を越えたいと思って
いる子供のそんな思いの交錯する瞬間で複雑な心境であった。

父親から離れ成長した姿を見せたときに、迎えにいくと約束した要潤。
これ程会社を離れる稲森いずみにとって心強い声は無いだろう。

一度は別れると言った後にも気持ちがそのまま要潤に傾いていた辺り
は、せっかちで思った事をすぐに言葉にしてしまう稲森いずみらしさが
出ていた場面で、外面的には強がっているものの、内心では結婚に
対する未練が捨てきれなかったのかな。

それと敵対関係にある釈由美子も稲森いずみと似たような性格をして
いて、とても内面に可愛らしさが出ていたと思う。
これだけ年齢が離れていても好き勝手言える関係は本当に貴重かも
知れない( ´△`)


評価:★★★★☆

inserted by FC2 system