離婚弁護士2 〜ハンサムウーマン〜 (2005年度4月期・火曜9時枠) 脚本／林宏司 プロデューサー／長谷聡介、古屋建自 演出／久保田哲史 http://wwwz.fujitv.co.jp/b_hp/rikon2/index_frame.html

第1話 対決!最強弁護士

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倉田麻美・26歳の保険オペレーターの派遣社員が訴えを起こす。
相手はIT会社経営者の青木和馬。訴えは婚約不履行だという。
既に相手の両親とも面会し式場を探している途中であったが、
突然男性から態度を急変させ、連絡も無くなったという。
指輪や結納などの具体的に結婚を臭わす証明手段が無いという
が体の関係があった。
相手の和馬も弁護士を立て、交際自体が無かったとして対抗し
てくる。相手の弁護士は元検事・通称「辞め検」出身の佐伯
絵里。実際の事実はどうでもよく、裁判官に事実として写るか
どうかが重要だという彼女に間宮貴子は戦いを挑む。
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なんか不思議な事件だけど、結婚詐欺もここまで進化している
って事なのか。当然ながら詐欺師も法律を勉強して賢くなって
いるという事で、付き合いを臭わせつつも、その証拠を一切
残さないという狡賢い一面が見られた。

結論から言うと交際した事実を証明することが出来ずに婚約
不履行での勝敗は佐伯絵里に軍配が上がる。しかし公序良俗
に反する契約だとしてダイヤの売買については無効であるとの
結論に持って行く。

ドラマはまさに口は災いの元である事を訴えるものだった。
何の証拠もないときには、やりとりの中で発せられた言葉が
全て。

ボランティアで抱いてやった、売春行為が有ったという事で
被害者側にも相当勇気のある言動が求められる。
何より今回の一番の収穫は、倉田麻美自身に自信を持たせた
事なのかも知れない。

最後にお決まりだが、やられた事はやり返す的な展開になった
事。それは被害者だけでなく間宮貴子自身も佐伯絵里に対して
同じ様なセリフの反復によって打ち負かしていく辺りの段取り
はとても計算されていて良くできたドラマだったと思う。
とても安定した内容のドラマだよね。

間宮貴子（弁護士 35歳）：天海祐希
本多大介（アシスタント 24歳）：玉山鉄二
柳田俊文（弁護士 34歳）：佐々木蔵之介
井上紀三郎（パラリーガル 62歳）：津川雅彦

佐伯絵里（弁護士、元検事 29歳）：瀬戸朝香
緒方亜紀（受付嬢 24歳）：片瀬那奈
三神達也（「ハンサムウーマン」編集長 45歳）：宇梶剛士
大庭保（「鬼の涙」店主 42歳）：松重豊
小向つや子（パラリーガル 44歳）：戸田恵子

倉田麻美：内山理名
青木和馬：橋本さとし
社長：蛭子能収

野仲功、工藤俊作、井上浩、辻義人、三宅香菜、森川数間
伊方勝、生方ななえ、涼平、勝野洋輔、松本朋子

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)