離婚弁護士2 〜ハンサムウーマン〜
(2005年度4月期・火曜9時枠)

脚本/林宏司
プロデューサー/長谷聡介、古屋建自
演出/久保田哲史

http://wwwz.fujitv.co.jp/b_hp/rikon2/index_frame.html


第5話 涙の親権争い!


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貴子はつや子の頼みにより親権問題を引き受けることになる。
依頼人はつや子が通うフラダンス同好会の友達で33歳の長野
和美。夫は資産家の御曹司・健児で10年前に結婚したが、
性格の不一致で離婚に向けて現在は別居しているという。
親権だけは互いに譲れないとしており、現在7歳になる息子の
タツヤは夫の元に居たが、現在こっそり忍び込んで連れてきた
という。その行動に貴子は離婚調停の場で不利に働くとして
下手したら誘拐行為だと告げるが、いざ息子に会ってみると
"ゴールデンレトリバー"だった。
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日本では馴染みのないペットの親権問題を扱ったモノ。

最後まで食い下がって依頼人の希望を叶えると思えば、一度は
状況を冷静に観察して、親権は夫の方が犬にとっても幸せで
ある事を告げ諦めさせる。
しかし結局離婚の直接の問題と、不妊で悩んでいる彼女が我が
子同然に扱っていたことを示すニッキを見たことで、改めて
話し合いで決着を付けるという展開を用意した。

事務所を揺るがす秘密をつや子が抑えている事で、妙なノリに
なったことは面白いし、まさか絵里までも心配して貴子に
助太刀しようとする様な流れになるとは思わなかった。
絵里ももしかるとす過去に親権を夫に奪われているという過去が
有るのかも知れないね。

犬がタツヤということで貴子の好きな相手と上手くダブらせて
いたり、貴子が犬が苦手だという一面がお笑いのパーツとして
面白く機能させる辺りは、とても良くできていると思う。

不貞行為に関する証明はかなり簡略化されていたけど、逆に
その辺のシンプルさが絶妙な感じだね。

犬の幸せにとっては夫の方が良いとしながらも、どうやって
妻側にその環境を用意するのかがポイントだが、その辺は随分
夫側が譲歩したなという印象だ。

間宮貴子(弁護士 35歳):天海祐希
本多大介(アシスタント 24歳):玉山鉄二
柳田俊文(弁護士 34歳):佐々木蔵之介
井上紀三郎(パラリーガル 62歳):津川雅彦

佐伯絵里(弁護士、元検事 29歳):瀬戸朝香
緒方亜紀(受付嬢 24歳):片瀬那奈
三神達也(「ハンサムウーマン」編集長 45歳):宇梶剛士
大庭保(「鬼の涙」店主 42歳):松重豊
小向つや子(パラリーガル 44歳):戸田恵子

夏原健児:甲本雅裕
長野和美:横山めぐみ

阪田マサノブ、青木一、藤本洋子、ピーター

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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